特許
J-GLOBAL ID:200903036340715543

内燃機関のロール振動低減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-282345
公開番号(公開出願番号):特開2001-099231
出願日: 1999年10月04日
公開日(公表日): 2001年04月10日
要約:
【要約】【課題】 副フライホイール系の大型化や高速化によらずに、アイドリング時のロール振動を低減し、かつ共振による振動悪化を回避する。【解決手段】 副フライホイール系となるオルタネータ7を駆動する第1のプーリ8は、クランクシャフト2に直接固定された内周部9と、ベルト6を受ける外周部10と、に二分割されており、ばね要素となるゴム層12によって結合されている。外周部10と内周部9との間には、両者の回転方向の相対移動に対し減衰作用を与えるダンパ13が構成され、溝部の中間部を横切るように、内周部9の半径方向に沿って進退可能なオリフィス部材25が設けられている。オリフィス部材25は、油圧を介して、運転条件に応じて移動し、減衰定数が切り換えられる。アイドリング回転数で振動系の反共振によるロール振動低減作用が得られる。共振回転数付近では、減衰作用が強く与えられ、振動悪化が抑制される。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトと一体に回転する主フライホイール系と、この主フライホイール系とほぼ平行に回転自在に設けられた副フライホイール系と、上記クランクシャフトの回転駆動力を上記副フライホイール系に伝達して該副フライホイール系を回転駆動する駆動力伝達機構と、を備え、上記副フライホイール系の回転によりクランクシャフトの回転に伴う内燃機関のロール振動を低減するようにした内燃機関のロール振動低減装置において、上記駆動力伝達機構における動力伝達系の一部にばね要素を介在させて、所定の回転数で共振する振動系を形成し、上記駆動力伝達機構の減衰定数を内燃機関の運転条件に応じて変化させる減衰定数可変手段を設けたことを特徴とする内燃機関のロール振動低減装置。
IPC (2件):
F16F 15/126 ,  F16F 15/16
FI (2件):
F16F 15/126 B ,  F16F 15/16 J
引用特許:
審査官引用 (1件)

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