特許
J-GLOBAL ID:200903036551081150

高用量フック効果を示す側流サンドイッチ免疫検定で分析対象物濃度を測定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-207240
公開番号(公開出願番号):特開2000-046831
出願日: 1999年07月22日
公開日(公表日): 2000年02月18日
要約:
【要約】【課題】 サンドイッチ免疫検定でフック効果を防止する手段の提供。【解決手段】 サンドイッチが形成した別々の捕捉領域それぞれにおける標識化抗体上の標識からの信号を定量的に検出して、流体試験媒体中の分析対象物の濃度に対しユニークである信号パターンを得る工程と、ユニークな信号パターンを数学的に合わせて単調用量応答曲線を作り出して、固定化抗体と分析対象物の第一のエピトープとの結合のブロックをファクタから外す工程とを含む、サンドイッチ免疫検定法。
請求項(抜粋):
流体試験媒体中の分析対象物の濃度を測定する方法において、a)分析対象物を含有する疑いのある試験流体が毛管作用によって貫流することができる多孔質材料の試験片であって、分析対象物の第一のエピトープに対して特異的な抗体が固定されている少なくとも二つの別々の(distinct)捕捉領域と、試験片に対するその適用の際、流体試験媒体とともに試験片を貫流することができる、分析対象物の第二のエピトープに対して特異的な標識化抗体とを有する試験片を提供する工程;b)流体試験媒体を試験片に適用し、それを、標識化抗体をそれとともに有する試験片に沿って流れさせ、それにより、別々の捕捉領域中の固定化抗体と接触させ、そして、流体が試験片に沿って流れるとき接触する少なくとも第一の捕捉領域中で、固定化抗体と分析対象物の第一のエピトープとの結合を部分的にブロックするのに十分な分析対象物が流体試験媒体中に存在するとき、流体試験媒体が分析対象物を運んで通過する別々の捕捉領域中で、固定化抗体と、分析対象物と、標識化抗体とのサンドイッチを形成する工程(そのサンドイッチ形成の量は、固定化抗体の部分的ブロックによって制限される);c)サンドイッチが形成した別々の捕捉領域それぞれにおける標識化抗体上の標識からの信号を定量的に検出して、流体試験媒体中の分析対象物の濃度に対し特異的(ユニーク)である信号パターンを得る工程;及びd)ユニークな信号パターンを数学的に合わせて単調用量応答曲線を作り出して、固定化抗体と分析対象物の第一のエピトープとの結合のブロックをファクタから外す(factor out)工程を含むことを特徴とする方法。
IPC (3件):
G01N 33/543 521 ,  G01N 33/543 515 ,  G01N 33/543
FI (3件):
G01N 33/543 521 ,  G01N 33/543 515 A ,  G01N 33/543 515 D
引用特許:
審査官引用 (3件)

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