特許
J-GLOBAL ID:200903036778938073

眼底画像変形合成方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-250742
公開番号(公開出願番号):特開2002-058647
出願日: 2000年08月22日
公開日(公表日): 2002年02月26日
要約:
【要約】【課題】病変部位の把握等のため、眼底の血管走行や脈絡膜が把握可能な違和感の少ないシームレスな1枚の眼底画像を同一被験者の複数枚の眼底画像から合成する方法を提供する。【解決手段】 2枚の眼底画像について、血管等の交差点や分岐点を特徴点として画像を重ね合わせ、その位置を通る眼底画像の接合境界線を中心とする両側に、接合境界線に接する一定幅の各画像の内側領域についてのみ画像の線形変形を行う(S112)。これにより、少ない演算量とメモリ量により、シームレスな合成画像を得る。前記の線形変換では、接合境界線でシームレスに接合しているとの印象が失われないよう、原画像に対して血管等が40度以下の屈折とする。そのため、接合境界線を中心とする両側に、一定幅の局所領域の長さ以下に対応点を見い出す探索範囲を限定する(S111)。
請求項(抜粋):
同一被験者の視線の異なる複数枚の眼底画像を入力し、それらのうちの2枚の眼底画像A,Bについて、合成位置を定め該合成位置を合致させて前記2枚の眼底画像を合成する重ね合わせ処理過程と、前記合致させた合成位置を通る接合線で眼底画像Aと眼底画像Bを接合する過程と、前記眼底画像Aおよび眼底画像Bにおいて、それぞれ接合線上を通る血管を検出し該接合線と該血管との交点を前記眼底画像Aおよび眼底画像Bそれぞれから求める過程と、前記接合線と血管との交点を中心とした一定サイズの周辺領域を前述の接合前の眼底画像Aから取り、該眼底画像Aの1交点に対応する眼底画像Bの交点ペアを見つけるため、該眼底画像Bの接合線上で抽出された全ての、または眼底画像Aの交点から一定の距離の、または血管本数で制限された前記接合線と血管との交点およびその近傍点を中心とした接合前の眼底画像B上の周辺領域との相関を求め、その相関値が一定値以上で最大の時、該眼底画像Aの前記血管の1交点と対応する眼底画像Bの位置とする交点ペアを見つけるために行う接合線上の交点相関計算処理過程と、前記接合線上の交点相関計算処理過程を用いて、眼底画像A上における他の全ての前記接合線と血管との交点に対する眼底画像B上の前記接合線と血管との交点ペアを見つけた後、各相関値を比較し、各対応血管を決定する対応血管決定処理過程と、眼底画像Aの前記接合線と血管との交点と、眼底画像Bの前記接合線と血管との交点との該接合線上の中点で、前記対応血管同士を接続するために、眼底画像A,Bそれぞれにおいて、該接合線上の各連続する2交点を一辺とし、該接合線から一定の長さをもう一辺とする長方形を、対応する該接合線から一定の長さ離れた該接合線と平行な一辺の長さは同一とし、対応する該接合線上の各連続する2中点を一辺とする台形に、変形させる画像変形処理過程と、前記変形した画像同士を合成する画像変形合成処理過程と、前記合成された合成画像を表示する過程および前記合成画像を蓄積する過程のいずれか一方または双方とを有することを特徴とする眼底画像変形合成方法。
IPC (4件):
A61B 3/14 ,  G06T 3/00 100 ,  G06T 3/00 400 ,  H04N 1/387
FI (4件):
A61B 3/14 J ,  G06T 3/00 100 ,  G06T 3/00 400 J ,  H04N 1/387
Fターム (19件):
5B057AA07 ,  5B057CA08 ,  5B057CA12 ,  5B057CA16 ,  5B057CB08 ,  5B057CB12 ,  5B057CB16 ,  5B057CC03 ,  5B057CD01 ,  5B057CE09 ,  5B057DA07 ,  5B057DB02 ,  5B057DB09 ,  5B057DC07 ,  5C076AA12 ,  5C076AA19 ,  5C076AA23 ,  5C076BA06 ,  5C076CA02
引用特許:
出願人引用 (4件)
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