特許
J-GLOBAL ID:200903036993702404

内燃機関用バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-108890
公開番号(公開出願番号):特開平10-299431
出願日: 1997年04月25日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【課題】 非拘束状態における当接部の動きを規制し、当接部と他部材との衝突を避け打音の発生を抑制するバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 ストッパピストン30は最遅角位置においてテーパ穴34aに嵌合することにより、シューハウジング11とベーンロータ14との相対回動を拘束する。油圧室36、37はストッパピストン30にテーパ穴34aとの拘束を解除する方向に油圧を加える。最遅角位置において、背圧室38は連通路50、51、52を介して油潤滑空間3aに連通している。シューハウジング11に対しベーンロータ14が最遅角位置から進角側に回転すると、油圧室37に接するストッパピストン30の先端部31aの受圧面積が減少するとともに、連通路50と連通路51との連通が遮断される。これにより、非拘束状態においてストッパピストン30が他部材と衝突することを抑制するので、打音の発生が抑制される。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系において、内燃機関の油潤滑空間の外に配置されるバルブタイミング調整装置であって、前記駆動軸とともに回転する駆動側回転体と、前記従動軸とともに回転し、作動油圧により前記駆動側回転体に対し相対回動可能な従動側回転体と、前記油潤滑空間を形成する隔壁と前記両回転体の少なくともいずれか一方との間に配設されたシール部材と、前記両回転体にそれぞれ設けられる当接部および被当接部であって、互いに当接することにより前記両回転体の相対回動を拘束する当接部および被当接部、ならびに前記両回転体を拘束する方向に前記当接部を付勢する付勢手段を有し、作動油圧により前記付勢手段の付勢力に抗し拘束解除方向に前記当接部を変位可能に構成される拘束手段とを備え、前記当接部の反受圧側に形成された背圧室は、前記両回転体の少なくともいずれか一方に設けられ前記シール部材でシールされた連通路を通って前記油潤滑空間と連通可能であり、前記当接部と前記被当接部とが非拘束状態にあるとき前記背圧室を閉塞する弁機構を有することを特徴とする内燃機関用バルブタイミング調整装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 弁開閉時期制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-343122   出願人:アイシン精機株式会社

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