特許
J-GLOBAL ID:200903037335417239

永久磁石用異方性希土類合金粉末及び異方性ボンド磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-346544
公開番号(公開出願番号):特開平9-165601
出願日: 1995年12月12日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】【課題】 エネルギー積を低下させることなく常温での保磁力を向上させ、高温で使用される場合でも充分な保磁力を発揮し得るR-T-M-B系異方性希土類合金粉末並びに異方性ボンド磁石の製造方法の提供。【解決手段】 PrまたはNdの1種または2種を主体とする希土類元素R1と、Tb,Dyのうち1種もしくは2種からなる希土類元素R2のat%比を特定し、0.003<(R2/R1)<0.06の関係を満たし、かつR2とMとCoのat%比において(R2+M+Co/10)<6の関係を満たす合金鋳塊を所定粒度に粉砕し、水素雰囲気の所定条件にて加熱、保持して水素化し、R水素化物、T-B化合物、T相、R<SB>2</SB>T<SB>14</SB>B化合物の少なくとも4相の混合組織とした後、所定雰囲気、所定温度で再結晶処理を行い、磁気異方性が充分に大きく、かつ極微細結晶で高保磁力と良好な角形性を発揮し、ボンド磁石とした後の不可逆熱減磁の小さい、すなわち耐熱性にすぐれたR-T-M-B系永久磁石用希土類合金粉末を得る。
請求項(抜粋):
R:11〜15at%(但し、RはR1とR2からなり、R1はYを含む希土類元素の少なくとも1種で、PrまたはNdの1種または2種をR1のうち90at%以上含有し、R2はTb,Dyのうち1種もしくは2種で、かつR1とR2のat%比は0.003<(R2/R1)<0.06の関係を満たす)、T:76〜84at%(但し、TはFeまたはFeの一部を50%以下のCoで置換可能)、M:0.05〜5at%(但し、MはGa、Zr、Nb、Hf、Ta、Wのうち1種または2種以上)、B:5〜9at%で、かつR2とMとCoのat%比において(R2+M+Co/10)<6の関係を満たす合金鋳塊を、粗粉砕して平均粒度が50μm〜5000μmで少なくとも80vol%以上が正方晶構造Nd<SB>2</SB>Fe<SB>14</SB>B型化合物からなる粗粉砕粉となした後、前記粗粉砕粉を原料粉末としてこれを10kPa〜1000kPaのH<SB>2</SB>ガス中で、600°C〜750°Cの温度域を昇温速度10°C/min〜200°C/minで昇温し、さらに750°C〜900°Cに15分〜8時間加熱保持し、組織をR水素化物、T-B化合物、T相、R<SB>2</SB>Fe<SB>14</SB>B化合物の少なくとも4相の混合組織とした後、さらにArガスまたはHeガスによる絶対圧10kPa〜50kPaの減圧気流中にて700°C〜900°Cに5分〜8時間の保持をする再結晶処理を行い、次いで冷却して、平均結晶粒径が0.05μm〜1μmであり、磁気的に異方性を有する希土類合金粉末を得る永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法。
IPC (5件):
B22F 1/00 ,  B22F 9/00 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/08 ,  H01F 41/02
FI (5件):
B22F 1/00 Y ,  B22F 9/00 C ,  C22C 38/00 303 D ,  H01F 41/02 G ,  H01F 1/08 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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