特許
J-GLOBAL ID:200903037372612904

冷媒蒸発器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 碓氷 裕彦 ,  伊藤 高順
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-011394
公開番号(公開出願番号):特開2007-147273
出願日: 2007年01月22日
公開日(公表日): 2007年06月14日
要約:
【課題】空気流れ方向の前後にタンク部とチューブを複数列配置して、これらのタンク部とチューブによる冷媒通路を蛇行しながら冷媒が流れる蒸発器において、構成部品点数の低減による簡素化および圧損低減を図る。【解決手段】空気流れ方向Aで隣接する複数列のタンク部10、11を仕切る仕切り壁16に、この複数列のタンク部を直結する複数のバイパス通路穴18を設ける。これにより、蒸発器側面部に特別にサイド冷媒通路を形成することなく、冷媒流れのターン構成を得ることができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(a) 送風空気の流れ方向(A)に2列配列されるとともに、この流れ方向(A)と直交方向に複数並列配置された断面偏平状の偏平チューブ(2〜5)と、 (b) 前記2列の偏平チューブ(2〜5)に対応してこの偏平チューブ(2〜5)の両端部に2列配置され、この偏平チューブ(2〜5)への冷媒分配もしくはこの偏平チューブ(2〜5)からの冷媒の集合を行うタンク部(8〜13)とを備える冷媒蒸発器であって、 (c) 前記偏平チューブ(2〜5)は、断面偏平状の長手方向が前記送風空気の流れ方向(A)に向くように配置され、 (d) 前記タンク部(8〜13)は、複数のタンク(8〜13)に区画されており、 (e) 前記タンク部(8〜13)のうち、前記送風空気の流れ方向(A)の下流側に位置し、かつ前記偏平チューブ(2〜5)の一端側に位置するタンクは冷媒入口(6)と連通する入口側タンク(8)となっており、 (f) 前記タンク部(8〜13)のうち、前記入口側タンク(8)に隣接して前記送風空気の流れ方向(A)の上流側に位置するタンクは冷媒出口(7)と連通する出口側タンク(13)となっており、 (g) 前記タンク部(8〜13)のうち、前記送風空気の流れ方向(A)と直交方向において前記冷媒入口(6)と対向する側であって前記送風空気の流れ方向(A)の下流側に位置するタンクは第1中間タンク(10)となっており、 (h) 前記タンク部(8〜13)のうち、前記第1中間タンク(10)に隣接して前記送風空気の流れ方向(A)の上流側に位置するタンクは第2中間タンク(11)となっており、 (i) 前記第1中間タンク(10)と前記第2中間タンク(11)とは、バイパス通路手段(18)により直結されており、 (j) 前記複数の偏平チューブ(2〜5)のうち、一端が前記入口側タンク(8)に連通し他端が前記入口側タンク(8)と上下方向において対向するタンク(9)と連通するチューブ(2)により第1チューブ群が構成されており、 (k) 前記複数の偏平チューブ(2〜5)のうち、一端が前記第1中間タンク(10)に連通し他端が前記第1中間タンク(10)と上下方向において対向するタンク(9)と連通するチューブ(3)により第2チューブ群が構成されており、 (l) 前記複数の偏平チューブ(2〜5)のうち、一端が前記第2中間タンク(11)に連通し他端が前記第2中間タンク(11)と上下方向において対向するタンク(12)と連通するチューブ(5)により第3チューブ群が構成されており、 (m) 前記複数の偏平チューブ(2〜5)のうち、一端が前記出口側タンク(13)に連通し他端が前記出口側タンク(13)と上下方向において対向するタンク(12)と連通するチューブ(4)により第4チューブ群が構成されており、 (n) 前記冷媒入口(6)から流入した冷媒は、前記入口側タンク(8)において分配され前記第1チューブ群を構成するチューブ(2)に流入し、 (o) 前記第2チューブ群を構成するチューブ(3)を通過した冷媒は前記第1中間タンク(10)に流入して集合し、 (p) 前記第1中間タンク(10)内の冷媒は前記バイパス通路手段(18)を通過して前記第2中間タンク(11)内に流入し、 (q) 前記第2中間タンク(11)において分配された冷媒は、前記第3チューブ群を構成するチューブ(5)に流入し、 (r) 前記第4チューブ群を構成するチューブ(4)を通過し前記出口側タンク(13)に流入して集合した冷媒は前記冷媒出口(7)から流出し、 (s) 前記バイパス通路手段(18)を通過する冷媒の流れ方向(d)が前記偏平チューブ(2〜5)の断面偏平状の長手方向と一致していることを特徴とする冷媒蒸発器。
IPC (2件):
F25B 39/02 ,  F28F 9/02
FI (2件):
F25B39/02 C ,  F28F9/02 301D
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 熱交換器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-180301   出願人:日本軽金属株式会社

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