特許
J-GLOBAL ID:200903037499919952

快削性Ni基耐熱合金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-167940
公開番号(公開出願番号):特開2002-363674
出願日: 2001年06月04日
公開日(公表日): 2002年12月18日
要約:
【要約】【課題】 高温における強度及び耐食性が良好で、被削性に優れる快削性Ni基耐熱合金を提供する。【解決手段】 Niを主成分として含有し、0.01〜0.3質量%のCと、14〜35質量%のCrとを含有するNi基耐熱合金であって、Ti、Zr及びHfから選ばれる1種又は2種以上を、合計で0.1〜6質量%含有し、0.015〜0.5質量%のSを含有する。そして、これら添加元素により、Ti、Zr及びHfのうちいずれかを金属元素成分の主成分とし、該金属元素成分との結合成分として、Cを必須とし、S及びSeのうちいずれかを含有する快削性付与化合物相が組織中に分散形成されている。さらに、Tiの含有量をWTi(質量%)、Zrの含有量をWZr(質量%)、Hfの含有量をWHf(質量%)、Cの含有量をWC(質量%)、Sの含有量をWS(質量%)として、WTi+0.53WZr+0.27WHf>2WC+0.75WS、及び、WC>0.37WS、を満足する。これにより、合金組織中に存在する遊離Sが抑制されて、熱間加工性の劣化を防止しつつ、被削性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
Niを主成分として含有し、0.01〜0.3質量%のCと、14〜35質量%のCrとを含有するNi基耐熱合金であって、Ti、Zr及びHfから選ばれる1種又は2種以上を、合計で0.1〜6質量%含有し、0.015〜0.5質量%のSを含有し、Ti、Zr及びHfのうちいずれかを金属元素成分の主成分とし、該金属元素成分との結合成分として、Cを必須とし、S及びSeのうちいずれかを含有する快削性付与化合物相が組織中に分散形成されており、さらに、Tiの含有量をWTi(質量%)、Zrの含有量をWZr(質量%)、Hfの含有量をWHf(質量%)、Cの含有量をWC(質量%)、Sの含有量をWS(質量%)として、WTi+0.53WZr+0.27WHf>2WC+0.75WS、及び、WC>0.37WSを満足することを特徴とする快削性Ni基耐熱合金。
IPC (2件):
C22C 19/05 ,  F01L 3/02
FI (2件):
C22C 19/05 A ,  F01L 3/02 J
引用特許:
審査官引用 (3件)

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