特許
J-GLOBAL ID:200903037991981728

回転位相差可変機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-355553
公開番号(公開出願番号):特開平11-182214
出願日: 1997年12月24日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】 エンジンの可変バルブタイミング機構等の回転位相差可変機構にあって、ロック位置に存在する状態を一時的に維持するロック補助手段、あるいは相対回動位置をロック位置に向けて移動させるロック促進手段を備えることにより、ロックピンと係止穴とを確実に係止させて、始動性を向上させる。【解決手段】 クランキング時に正トルクが発生するとベーン24が突条25に近づこうとする。しかし、ベーン24は第1油圧室30内に突出しているストップピン80に当接して、内部ロータ19は正トルクが継続している期間、一時的に相対回動を停止する。このためロックピン33と係止穴とが係止できる確率が非常に高まり、確実に係止がなされる。したがって、内部ロータ19とハウジング16とが迅速かつ確実に一体化され、エンジンの始動時に好適な相対回動位置にバルブタイミングが設定される。
請求項(抜粋):
2つの回転軸の内の一方の回転軸に連動する第1回転体と、前記2つの回転軸の内の他方の回転軸に連動する第2回転体とを備え、前記第1回転体と前記第2回転体との間の相対回動により、前記2つの回転軸間の回転位相差を許容領域内で可変設定可能であるとともに、前記許容領域両端の限界位置を除いた中間領域内の少なくとも1つのロック位置にて、前記第1回転体と前記第2回転体との間の相対回動禁止および相対回動禁止解除が可能な相対回動規制手段を備えた回転位相差可変機構であって、前記相対回動規制手段が相対回動禁止することが可能な条件下にある場合に、前記第1回転体と前記第2回転体とが前記ロック位置に存在する状態を一時的に維持するロック補助手段を備えたことを特徴とする回転位相差可変機構。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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