特許
J-GLOBAL ID:200903038249651012

ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蛯谷 厚志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-092296
公開番号(公開出願番号):特開2002-285429
出願日: 2001年03月28日
公開日(公表日): 2002年10月03日
要約:
【要約】【課題】 良好な繊維表面状態を有すると共に、バラツキが少ない安定した引張強度・伸度および結節強度・伸度を有し、加工工程での工程通過性が優れたPPS繊維およびこのPPS繊維を効率的に製造する方法を提供する。【解決手段】 PPS繊維の表面に存在する凹凸状の変形部を減少させて極めて平滑にすることにより、各種産業用資材の製造工程におけるトラブルを解消する。
請求項(抜粋):
実質的にポリフェニレンサルファイドからなる繊維であって、電子的糸条検査ボードを用いて測定した繊維のプロフィールから読み取った繊維表面状態において、繊維軸に直行して凹状に変形した陥没部のうち、任意の陥没部の最陥没点を中心として繊維軸方向にそれぞれ左右1cm以内に存在する繊維表面に凸状に変形した突出部のなかでも、測定方向に対し陥没部の前方に存在する最も大きく突出した最大突出部の頂点xと、測定方向に対し陥没部の後方に存在する最も大きく突出した最大突出部の頂点yを結んだ線分Pから、前記任意の陥没部の最陥没部に向けて降ろした垂線Dの長さをD1とした時、この長さD1と前記線分Pの長さP1とが、式D1/P1>0.05の関係を満たす陥没部の数が、繊維長1m中に90個以下であることを特徴とするポリフェニレンサルファイド繊維。(ただし、繊維の表面状態の測定は、Lawson-Hemphill社製、“電子的糸条検査ボード-エンタングルメントテスタ用 LH-482”を使用して、次の条件で行うものとする。繊維試料を約50m/分の速度で走行させ、Profile-Modeにて繊維の外観形状・表面状態(プロフィール)を測定する。次いで、この測定結果の中から、任意の点1m分の測定部の結果を0〜10cm、10〜20cm、20〜30cm...90〜100cmとそれぞれ10cmごとに拡大した結果をA4サイズ用紙にプリントアウトする。この結果から繊維の陥没部の大きさを計測する。なお、陥没部の大きさの測定に関しては、本文中に記載の各記号部分を測定したものである。また、繊維1m中の陥没部の個数の計数は、上記でプリントアウトした繊維表面状態の測定結果から、繊維軸に直行して凹状に変形した陥没部を計数し、計数に当たっては、10cmごとにA4サイズ用紙にプリントアウトした測定結果プロフィールの上側に記録された陥没部をそれぞれ計数し、この個数を合計したものである。)
IPC (4件):
D01F 6/76 ,  D03D 15/00 ,  D03D 15/02 ,  D21F 7/08
FI (4件):
D01F 6/76 D ,  D03D 15/00 D ,  D03D 15/02 Z ,  D21F 7/08 A
Fターム (37件):
4L035BB31 ,  4L035BB57 ,  4L035BB58 ,  4L035BB79 ,  4L035BB80 ,  4L035BB81 ,  4L035BB91 ,  4L035CC02 ,  4L035CC07 ,  4L035DD13 ,  4L035DD14 ,  4L035EE08 ,  4L035EE20 ,  4L035FF01 ,  4L035HH10 ,  4L035MF02 ,  4L048AA19 ,  4L048AA32 ,  4L048AA34 ,  4L048AA46 ,  4L048AA48 ,  4L048AA49 ,  4L048AB10 ,  4L048BA02 ,  4L048BA09 ,  4L048CA00 ,  4L048CA01 ,  4L048DA24 ,  4L048DA39 ,  4L048DA40 ,  4L055CF30 ,  4L055EA15 ,  4L055EA16 ,  4L055EA19 ,  4L055EA29 ,  4L055FA23 ,  4L055FA30
引用特許:
審査官引用 (3件)

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