特許
J-GLOBAL ID:200903038265918053
沸騰冷却装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-147640
公開番号(公開出願番号):特開2001-330382
出願日: 2000年05月19日
公開日(公表日): 2001年11月30日
要約:
【要約】【課題】 大型化を伴うことなく、沸騰冷却装置5の放熱性能を向上する。【解決手段】 沸騰冷却装置5の受熱器16と放熱器17は、受熱器16の上部タンク16aと放熱器17の下部タンク17bとが略同じ高さ位置となるように配され、且つ装置内部に封入される冷媒が受熱器16の上部タンク16a及び放熱器17の下部タンク17b内まで満たされている。この構成によれば、受熱器16で冷媒が沸騰を開始すると、放熱器17内の冷媒液面が上昇して、例えば放熱管17cの下半分〜1/3程度までが液冷媒で満たされる。この場合、放熱器17は、放熱コアの下半分〜1/3程度が過冷却器として機能し、内部の液冷媒を外気との熱交換によって更に冷却することができる。この結果、過冷却された液冷媒が受熱器16へ還流することで、受熱器16内の冷媒温度が低下するため、受熱器16で高温空気から受熱する受熱量が増大し、放熱性能を向上できる。
請求項(抜粋):
内部に封入された冷媒の沸騰熱伝達によって高温流体と低温流体との間で熱交換を行う沸騰冷却装置であって、前記高温流体に晒されて、高温流体と冷媒との熱交換を行う沸騰コアを形成し、この沸騰コアの上部に上部タンクを有する第1の熱交換器と、前記低温流体に晒されて、低温流体と冷媒との熱交換を行う放熱コアを形成し、この放熱コアの下部に下部タンクを有する第2の熱交換器と、前記第1の熱交換器で前記高温流体から受熱して沸騰気化した蒸気冷媒を前記第2の熱交換器へ導く蒸気管と、前記第2の熱交換器で前記低温流体に放熱して凝縮液化した液冷媒を前記第1の熱交換器へ戻す液戻し管とを有し、前記第1の熱交換器と第2の熱交換器は、前記蒸気管の上流端が接続される前記第1の熱交換器の前記上部タンクと前記液戻し管の上流端が接続される前記第2の熱交換器の前記下部タンクとが略同じ高さ位置に設けられ、且つ内部に封入される液冷媒が前記上部タンク及び前記下部タンクの内部まで略満たされていることを特徴とする沸騰冷却装置。
IPC (2件):
F28D 15/02 101
, H05K 7/20
FI (2件):
F28D 15/02 101 L
, H05K 7/20 Q
Fターム (4件):
5E322BB03
, 5E322CA02
, 5E322DB02
, 5E322DB06
引用特許:
審査官引用 (2件)
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分割型ヒートパイプ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平9-030869
出願人:三菱電線工業株式会社
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特開昭53-060758
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