特許
J-GLOBAL ID:200903038274982660

冷間加工性と耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト用鋼およびその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-042457
公開番号(公開出願番号):特開平11-236617
出願日: 1998年02月24日
公開日(公表日): 1999年08月31日
要約:
【要約】【課題】 圧延線材としての引張強さを抑えつつボルト用鋼としては高レベルの引張強度を有し、しかも耐遅れ破壊性の高められたボルト用鋼とその製法を提供すること。【解決手段】 C,Si,Mn,P,S,Cr,Mo,Al,Nの含有率が特定されると共に、Ti,Nb,Vの1種以上を特定量含有し、且つ炭素当量(Ceq)が75以下であり、残部が実質的にFeおよび不可避不純物からなる冷間加工性と耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト用鋼を開示する。そして該鋼材の特性をより有効に活かすには、熱間圧延の仕上げ温度を特定し、且つ該仕上げ温度から600°Cまでの冷却速度を1.0°C/sec 以下に抑え、場合によってはその後680〜740°Cに再加熱してから簡易焼なましする方法が好ましい。
請求項(抜粋):
C:0.20〜0.30%(質量%を意味する、以下同じ)、Si:0.10%以下(0%を含む)、Mn:0.30〜1.00%、P:0.010%以下(0%を含む)、S:0.010%以下(0%を含む)、Cr:0.30〜1.50%、Mo:0.05〜1.00%、Al:0.01〜0.05%、N:0.010%以下(0%を含む)、Ti,Nb,Vの1種以上:総量で0.01〜0.3%、の要件を満たすと共に、下記式で示される炭素当量(Ceq)が75以下であり、残部が実質的にFeおよび不可避不純物からなることを特徴とする冷間加工性と耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト用鋼。Ceq=(C+ 1/7・Si+ 1/5・Mn+ 1/9・Cr+ 1/2・Mo)×100
IPC (4件):
C21D 8/06 ,  B21J 5/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/28
FI (4件):
C21D 8/06 A ,  B21J 5/00 A ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/28
引用特許:
審査官引用 (3件)

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