特許
J-GLOBAL ID:200903038337144163

工作機械用加工刃の状態監視方法とその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-242716
公開番号(公開出願番号):特開平9-085585
出願日: 1995年09月21日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 加工刃の折損や、折損前の構成刃先,刃こぼれ,傷や、切粉等の異物の巻き込み,切削油の濃度低下による過負荷等の異常や、使用限界を精度よく検出加工刃の異常な状態を検出できるようにする。加工への時間的影響をなくし、加工サイクルの短縮を図る。検出装置としての摩耗部品を省略して、作動不良をなくす。水溶性の切削油との併用を可能とする。加工中の微震動の影響をなくす。繰返しの測定を可能とする。【解決手段】 加工刃9が動力として使用する有効電力の加工負荷の波形変化を実測グラフG2として測定する有効電力測定手段10と、ピーク値上限判定値A及びピーク値下限判定値B及び刃折れ判定値Cとが入力されていて、有効電力測定手段10から受けた実測グラフG2中の実測ピーク値P2が、ピーク値上限判定値Aとピーク値下限判定値Bと刃折れ判定値Cのいずれかに該当したことを判定する判定手段11と、判定手段11の判定を受けて、報知手段3の作動や工作機械1の作動停止を行なう制御手段とを備える。
請求項(抜粋):
被加工物の加工を行なう工作機械用加工刃の状態を監視する方法において、前記被加工物の加工開始から加工終了までの1工程に、正常な加工刃(9)が動力として使用する有効電力の加工負荷の波形変化を基準グラフ(G1)として測定し、該基準グラフ(G1)の基準ピーク値(P1)を挟んだ上下に、前記加工刃(9)の過負荷を示すピーク値上限判定値(A)と、加工刃(9)の刃先不良を示すピーク値下限判定値(B)とを設定して、これらピーク値上限判定値(A)とピーク値下限判定値(B)との間を前記加工刃(9)の正常域(D)となすと共に、前記ピーク値下限判定値(B)の下位に、前記加工刃(9)の折損を示す刃折れ判定値(C)を設定して、該刃折れ判定値(C)と前記ピーク値上限判定値(A)及びピーク値下限判定値(B)とを判定手段(11)に入力し、前記加工刃(9)が1工程中に使用する有効電力の加工負荷の波形変化を実測グラフ(G2)として測定し、該実測グラフ(G2)を前記判定手段(11)に入力して、実測グラフ(G2)中の実測ピーク値(P2)が前記加工刃(9)の正常域(D)を外れて、前記ピーク値上限判定値(A)とピーク値下限判定値(B)と刃折れ判定値(C)のいずれかに該当したことを判定手段(11)が判定した場合に、警報音や警告灯等の報知手段の起動や工作機械の作動停止を行なうことを特徴とする工作機械用加工刃の状態監視方法。
IPC (2件):
B23Q 17/09 ,  B23B 49/00
FI (2件):
B23Q 17/09 D ,  B23B 49/00 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)

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