特許
J-GLOBAL ID:200903038777297875

トリポード型等速ジョイント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-012712
公開番号(公開出願番号):特開平10-213149
出願日: 1997年01月27日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 ジョイント角を付した状態での回転力の伝達時に、外側ローラ13b、13bの側面とガイド凹溝15b、15bの内側面とが強く擦れ合う事を防止する。そして、トラニオン8、8に生じる軸力を抑えて、振動の発生を抑えると共に、伝達効率を向上させる。又、組み付け方向を規制する事なく、コスト低減を図ると共に、外径寸法を抑える。【解決手段】 各外側ローラ13b、13bの外周面は、それぞれ円錐面とする。これら各外側ローラ13b、13bの外周面が当接する、各ガイド凹溝15b、15bの底面を構成する平坦部29a、29aは、上記外周面に見合う方向に傾斜させる。この構成により、上記各外側ローラ13b、13bに対し、上記各トラニオン8、8の軸方向に作用する力を相殺する。この結果、上記各外側ローラ13b、13bの側面とガイド凹溝15b、15bの内側面とが強く擦れ合う事がなくなる。
請求項(抜粋):
第一の回転軸の端部に固定される、軸方向一端側が開口した中空筒状のハウジングと、このハウジングの内周面に円周方向に亙って等間隔に形成された3個の凹部と、これら各凹部の内面で互いに対向する部分に、それぞれ上記ハウジングの軸方向に亙って各凹部毎に1対ずつ形成され、それぞれの底面を平坦面としたガイド凹溝と、上記各凹部内に進入する3本のトラニオンを外周面に円周方向に亙って等間隔に固設し、第二の回転軸の端部に固定されるトリポードと、それぞれ上記各トラニオンの外周面に、回転自在に支持された3個の内側ローラと、それぞれの外周面を上記各凹部毎に1対ずつ設けられたガイド凹溝に上記ハウジングの軸方向に亙る変位のみ自在に転接する転動面とすると共に、上記各内側ローラに揺動自在に外嵌された3個の外側ローラとを備え、これら各外側ローラの上記各トラニオンの軸方向に亙る変位を自在としたトリポード型等速ジョイントに於いて、上記各外側ローラの外周面を、軸方向一端から他端に向かって直径が漸次変化する円錐面とすると共に、上記各凹部毎に1対ずつ設けられたガイド凹溝の底面を、上記各外側ローラの外周面の一部で当該ガイド凹溝が対向する部分が傾斜している方向と同じ方向に傾斜させた事を特徴とするトリポード型等速ジョイント。
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開平4-282028
  • 特開平1-288625
  • トリポード型等速ジョイント
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-295469   出願人:豊田工機株式会社
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