特許
J-GLOBAL ID:200903039093266381

可変バルブタイミング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-043020
公開番号(公開出願番号):特開平6-185317
出願日: 1993年03月03日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】リングギヤを移動範囲の一端部から他端部まで短時間で移動させて、回転位相切換え時の応答性を向上させるとともに、リングギヤを中間位置に安定保持させて、中間回転位相の精度を向上させる。【構成】カムシャフト2等には圧力室12内の作動油10をオイルパン15側へ排出させるための排出路24が設けられている。排出路24の圧力室12側端部は、リングギヤ11の移動範囲の中間位置に面して開口されている。排出路24の途中には油圧制御弁25が設けられ、同油圧制御弁25はリングギヤ11が移動範囲のうち油圧により最大量変位したとき排出路24を閉じ、移動範囲の中間位置へ変位したとき排出路24を開く。油圧制御弁25には可変絞り部が設けられている。可変絞り部は、油圧制御弁25により排出路24が開かれたときに、排出路24が閉じられたときよりも供給路13の断面積を小さくする。
請求項(抜粋):
内燃機関のバルブ駆動用カムシャフトの外周に設けられ、かつ前記内燃機関に駆動連結されたプーリと、前記カムシャフト及びプーリ間に介在されるとともに、内外周面にスプラインを有し、かつ少なくともその一方がヘリカルスプラインである円筒状リングギヤと、前記内燃機関に駆動連結され、かつその内燃機関の作動状態に応じて流体を加圧して供給する加圧流体供給源と、前記加圧流体供給源からの流体を圧力室へ導き、その流体圧を前記リングギヤの一端側に作用させるための供給路と、前記リングギヤの他端側に配設され、同リングギヤを前記流体圧とは反対方向へ付勢する付勢手段とを備え、前記加圧流体供給源からの流体圧及び付勢手段の付勢力により、リングギヤをカムシャフトの軸方向へ移動させ、プーリの駆動力をヘリカルスプラインにてカムシャフトに伝達し、同プーリ及びカムシャフトの回転位相を変化させてバルブの開閉時期を調整するようにした可変バルブタイミング装置において、前記カムシャフトとリングギヤとの間、及び同リングギヤとプーリとの間に設けられ、前記圧力室内の流体が付勢手段側へ漏出するのを防止するためのシール部と、前記圧力室内の流体を内燃機関内へ排出させるべく設けられ、その圧力室側端部がリングギヤの移動範囲の中間位置に対応する前記シール部に面して開口された排出路と、前記排出路の途中に設けられ、前記リングギヤが流体圧により最大量変位するとき排出路を閉じ、移動範囲の中間位置へ変位するとき同排出路を開く弁と、前記供給路の途中に設けられ、前記弁により排出路が開かれるときに、同排出路が閉じられるときよりも前記供給路の断面積を小さくする可変絞り部とを備えたことを特徴とする可変バルブタイミング装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る