特許
J-GLOBAL ID:200903039176508646

亜鉛めっき鋼板のスポット溶接自動組付けシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-273446
公開番号(公開出願番号):特開平8-132251
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】大量生産方式下において、溶接性を改善し、高い生産性を維持するとともに、工程内品質保証を確実にし、適応制御による長期間無人化運転を可能とし、併せて接合部にシール又は接着の機能を付与する。【構成】接合面間に接着機能を付与した抵抗増大物質を配置し、鋼板を一対の溶接電極で加圧する。そして、溶接電極間に溶接電流を通電する。このとき、通電時間内における溶接電極間の電気特性を検出し、検出された電気特性から電極間抵抗値と抵抗値変化特性とを算出する。算出された抵抗低変化特性から工程内品質保証を確実にするとともに、一対の溶接電極による連続打点中、電極間抵抗値等から充分なナゲットが得られなくなるまでの打点数又は期間を推定し、推定値が予め定めた基準に達したとき、適応制御を促し、自動的に以後の溶接条件を変更して安定した打点を続行させる。引き続く塗装工程で加熱された抵抗増大物質は膨脹し、又は接着力を増大する。各工程を結ぶ生産ライン全体は、ホストコンピュータで一括統合管理される。
請求項(抜粋):
成形された少なくとも2枚の鋼板からなる各部材の各接合面間に亜鉛めっき層を介してスポット溶接することにより、これらの部材を構造物として組付ける亜鉛めっき鋼板のスポット溶接自動組付けシステムであって、治具に上記部材の一方を固定する固定工程と、固定された該部材の上記接合面上の定位置に抵抗増大物質を配置する配置工程と、配置された抵抗増大物質を挟み、該部材の該接合面とこれに組付けられる他方の上記部材の上記接合面とを重ね合わせる重合工程と、スポット溶接機の一対の溶接電極の中心を結ぶ線を該接合面間にある該抵抗増大物質のほぼ中央に位置させ、該各溶接電極によりこれらの部材を所定の加圧力で加圧する加圧工程と、該溶接電極間に溶接電流を所定の通電時間及び設定電流値の下、通電する通電工程と、該溶接電流の該通電時間内における該溶接電極間の電気特性を検出する検出工程と、検出された該電気特性から電極間抵抗値を算出するとともに、該電極間抵抗値から抵抗値変化特性を算出する算出工程と、予め設定した基準と該抵抗値変化特性とを比較し、ナゲットの成否を判定する第1判定工程と、該第1判定工程の否なる判定により、自動的に溶接条件を変更してナゲットの形成を補完する第1補完工程と、該第1補完工程後に、予め設定した基準と再度算出された抵抗値変化特性とを比較し、該ナゲットの成否を再度判定する第2判定工程と、該第2判定工程の否なる判定を記録する判定結果記録工程と、同一の該溶接電極による連続打点中、該電気特性、該電極間抵抗値及び該抵抗値変化特性の少なくとも一種を連続的に記録する連続記録工程と、該連続記録工程の記録により充分なナゲットが得られなくなるまでの打点数又は期間を推定する推定工程と、該推定工程の推定値が予め設定した基準に達したとき、自動的に以後の該溶接条件を変更する適応制御工程と、該判定結果記録工程の記録により又は一連の該工程中の不測の事態により所定のナゲットが形成されなかった場合、別に設けたバックアップシステムの作動を促し、該ナゲットの形成を達成する第2補完工程と、該各工程間の該部材を搬送する搬送工程と、を有し、該各工程を結ぶ生産ライン全体をホストコンピュータで一括統合管理することを特徴とする亜鉛めっき鋼板のスポット溶接自動組付けシステム。
IPC (8件):
B23K 11/16 101 ,  B23K 11/11 543 ,  B23K 11/24 317 ,  B23K 11/24 394 ,  B23K 11/24 398 ,  B23K 11/25 512 ,  B23K 37/00 ,  G06F 17/60
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 特開昭63-119988
  • 特開平3-008585
  • 特公昭62-018273
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審査官引用 (10件)
  • 特開昭63-119988
  • 特開平3-008585
  • 特公昭62-018273
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