特許
J-GLOBAL ID:200903039751403126

表面改質鋳造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青野 順三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-089184
公開番号(公開出願番号):特開2002-283038
出願日: 2001年03月27日
公開日(公表日): 2002年10月02日
要約:
【要約】【課題】 液相焼結による表面改質鋳造法において、改質層の特性を一段と向上する。【解決手段】 特定性質を付与する金属の主粉Aと、これより低い溶融点を有する金属の焼結助剤粉Bと、有機系結合材Cを混合した混合粉を鋳造品の所望の位置へ添着し、前記三者間に生じる液相焼結によって相互に一体化して特定の物性を鋳造品に付与する表面改質鋳造方法において、主粉Aと焼結助剤粉Bとをまず混合し、該混合粉Xに高エネルギーミルなどで強制攪拌して粉砕と冷間接合を繰返して前記粉末同士が個々の粉末内に細かく畳み込まれるメカニカルグラインディング処理を施して得られた複合粉Wを鋳型に添着して鋳造を行い液相焼結を起させ、通常の混合粉Xよりも溶け込みが少なくA成分がより多く濃縮された改質層を鋳造品表面に形成させることによって前記の課題を解決した。
請求項(抜粋):
鋳型内面の所望の位置へ特定の物性を付与する特定金属または複数金属の合金からなる主粉Aと、前記主粉Aよりは明確に低い溶融点を有する金属、または合金よりなる焼結助剤粉Bと、有機系結合材Cを混合した混合粉を前記位置へ添着し、焼結助剤粉Bより溶融点の高い溶融金属Mを注湯し、前記主粉A、焼結助剤粉B、および溶融金属Mの三者間に生じる液相焼結によって相互に一体化して特定の物性を鋳造品に付与する表面改質鋳造方法において、主粉Aと焼結助剤粉Bとをあらかじめ所定の割合で混合し、該混合粉Xを高エネルギーミルで強制攪拌して粉砕と冷間接合を繰返して前記粉末同士が個々の粉末内に細かく畳み込まれた複合粉Wに調質するメカニカルグラインディング処理を施して鋳型に添着し、該鋳型へ注湯する溶融金属Mの保有熱によって液相焼結を発現させ、通常の混合粉Xを使用した場合よりも溶け込みが少なくA成分がより多く濃縮された改質層を鋳造品表面に形成させることを特徴とする表面改質鋳造方法。
IPC (7件):
B22D 19/08 ,  B22C 9/06 ,  B22D 13/02 503 ,  B22D 13/10 502 ,  B22D 27/18 ,  B22F 1/00 ,  B22F 7/08
FI (7件):
B22D 19/08 B ,  B22C 9/06 D ,  B22D 13/02 503 J ,  B22D 13/10 502 H ,  B22D 27/18 Z ,  B22F 1/00 E ,  B22F 7/08 D
Fターム (6件):
4E093NB09 ,  4E093NB10 ,  4K018BA04 ,  4K018BC16 ,  4K018BD09 ,  4K018JA29
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 複合鋳造法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-094774   出願人:株式会社栗本鐵工所, 田辺重則
  • 複合遠心鋳造法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-094773   出願人:株式会社栗本鐵工所, 田辺重則
  • 特公平5-020187
引用文献:
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