特許
J-GLOBAL ID:200903040056278270

低降伏比を有する低温靭性に優れた溶接性高強度鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-195358
公開番号(公開出願番号):特開平9-041080
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 HAZ靭性、現地溶接性に優れた引張強さ950MPa 以上(API規格X100超)の低降伏比・高強度ラインパイプ用鋼を提供する。【解決手段】 低C-高Mn-Ni-Mo-Nb-B-Ti系で、その他Cu,Cr,V,Ca,Mg,Yを選択的に含有し、そのミクロ組織がマルテンサイト・ベイナイトと分率にして20〜90%のフェライトの硬軟2相混合組織からなり、かつフェライト中に50〜100%の加工フェライトを含有し、5μm以下のフェライト粒径を有する鋼とする。【効果】 低温靭性、現地溶接性に優れた低降伏比・超高強度ラインパイプ(X100超)用鋼の製造が可能となり、これを用いてラインパイプを製造することにより、パイプラインの安全性が著しく向上するとともに、パイプラインの施工能率、輸送効率の向上が可能となった。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.05〜0.10%、Si:0.6%以下、Mn:1.7〜2.2%、P :0.015%以下、S :0.003%以下、Ni:0.1〜1.0%、Mo:0.15〜0.50%、Nb:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.030%、Al:0.06%以下、B :0.0003〜0.0020%、N :0.001〜0.006%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなるとともに、 P=2.7C+0.4Si+Mn+0.45Ni+2Moで定義されるP値が2.5以上4.0以下の範囲にあり、さらに、そのミクロ組織がマルテンサイト、ベイナイトおよびフェライトからなって、フェライト分率が20〜90%で、かつフェライト中に加工フェライトを50〜100%含有し、フェライト平均粒径が5μm以下であることを特徴とする低降伏比を有する低温靭性に優れた溶接性高強度鋼。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C 38/00 301 B ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る