特許
J-GLOBAL ID:200903040285546890

背景雑音除去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-332182
公開番号(公開出願番号):特開平10-171497
出願日: 1996年12月12日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 背景雑音と音声信号が混在する入力信号から背景雑音を音質を損なうことなく除去し得る背景雑音除去装置を提供する。【解決手段】 A/D 変換器1〜パワースペクトル計算部4で入力信号を順次フレーム単位の周波数成分Xf,kに変換する。時間軸音声検出器6が音声信号を検出しない期間、背景雑音推定部7はXf,kに基づいて推定背景雑音N2f,k を生成して保持する。時間軸音声検出器6が音声信号を検出する期間、加算器5はE1f,k=Xf,kc N2f,k を計算する。パワー操作部10とS/N 計算部11は、E1f,k とN2f,k に基づいて全周波数帯域のS/Naと全周波数帯域を複数に分割した小領域毎のS/Nmとを計算する。帯域別背景雑音再推定部12は、S/NmとS/Naの差が所定値以下の各小領域について再更新推定背景雑音N3mf,kを生成する。加算器13はE1f,k から所定量のN3mf,kを減算し、平滑演算部14〜D/A 変換器17等は加算器13の出力をフレーム毎の周波数成分から時間軸信号に変換して出力する。
請求項(抜粋):
入力信号として、背景雑音が入力され次いで該背景雑音と音声信号が混在する形で入力される背景雑音除去装置において、該装置は、前記入力信号を時間軸信号から順次フレーム単位で周波数成分に変換する信号変換手段と、前記入力信号に含まれる音声信号を検出する音声検出手段と、該音声検出手段で音声信号が検出されないノイズ期間は、前記信号変換手段で変換される周波数成分と1フレーム前に生成した推定背景雑音との平均をとることにより推定背景雑音を生成して保持する背景雑音推定手段と、前記音声検出手段で音声信号が検出される音声期間は、前記信号変換手段で変換される周波数成分から前記背景雑音推定手段で保持される推定背景雑音を減算する第1の加算手段と、該第1の加算手段の減算で得られる周波数成分を信号とし前記背景雑音推定手段で保持される推定背景雑音を雑音として、全周波数帯域のS/N と全周波数帯域を複数に分割した小領域毎のS/N とを計算するS/N 計算手段と、前記小領域のS/N と全周波数帯域のS/N の差が所定値以下の各小領域について、前記第1の加算手段の減算で得られる周波数成分と前記背景雑音推定手段で保持される推定背景雑音とを所定の割合で含む再更新推定背景雑音を生成する帯域別背景雑音再推定手段と、前記第1の加算手段の減算で得られる周波数成分から前記再更新推定背景雑音を減算する第2の加算手段と、該第2の加算手段の減算で得られるフレーム毎の周波数成分を時間軸信号に変換して出力する信号再生手段とを有し、前記第1の加算手段で減算する推定背景雑音と前記第2の加算手段で減算する再更新推定背景雑音の大きさは、前記入力信号から背景雑音が除去されるように設定されることを特徴とする背景雑音除去装置。
IPC (4件):
G10L 9/00 ,  G06F 17/10 ,  H03H 17/00 601 ,  H04B 15/00
FI (5件):
G10L 9/00 F ,  G10L 9/00 D ,  H03H 17/00 601 M ,  H04B 15/00 ,  G06F 15/31 D
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-227338
  • 音声検出方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-328329   出願人:富士通株式会社

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