特許
J-GLOBAL ID:200903040360636213

電子消音システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-110848
公開番号(公開出願番号):特開平5-281981
出願日: 1992年04月03日
公開日(公表日): 1993年10月29日
要約:
【要約】【目的】騒音の周波数変化に基づいて音波のモードが変化しても、一定の能力を発揮することができるようにする。【構成】騒音の周波数帯域でピークとなる周波数がわかった場合、その周波数において生ずる所定平面での伝搬音波でのモードの状況は一定であり、推定可能であるため、予め周波数とその周波数におけるモードの節と重ならない位置とを記憶した記憶手段から、騒音周波数に対応した位置を読み出し、マイク移動コントローラ26によってその位置にエラーマイクを自動的に移動させるようにしている。これにより、騒音源の周波数変動にかかわらず良好な消音ができるようにしている。また、フィルタードx-LMSアルゴリズムを実行する電子消音システムでは、移動後のエラーマイクとスピーカとの間の伝達関数を示すフィルタ係数Clm ́も予めClm ́データベース28に記憶させ、エラーマイクの移動とともに対応するフィルタ係数Clm ́を読み出し、この読み出したフィルタ係数Clm ́を使用するようにしている。
請求項(抜粋):
騒音源から発生される騒音に対してスピーカから付加音を発生させ、消音すべき位置に配設したエラーマイクによって前記騒音と付加音との干渉音を検出し、該エラーマイクの検出信号が最小になるように前記スピーカに駆動信号を付与し、音波干渉により能動的に消音を行う電子消音システムであって、所定の周波数にピークをもち、前記騒音に関連する周波数に対応してそのピークが変動する騒音を対象とする電子消音システムにおいて、前記騒音に関連する周波数を検出する検出手段と、前記騒音に関連する周波数に対応して少なくともモードの節と重ならない位置を記憶する記憶手段と、前記エラーマイクを移動させる移動手段と、前記検出手段によって検出された周波数に基づいて前記記憶手段から該周波数に対応して記憶された位置を読み出し、その読み出した位置に前記エラーマイクを移動させるべく前記移動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする電子消音システム。
IPC (2件):
G10K 11/16 ,  H03H 17/04
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-141095
  • 車両用騒音制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-343671   出願人:マツダ株式会社
  • 特開昭61-213637

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