特許
J-GLOBAL ID:200903040601195957

竹材の加工炉と加工製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-303892
公開番号(公開出願番号):特開平10-128709
出願日: 1996年10月29日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】 竹材を原料として燃焼し、その燃焼過程を制御することにより、竹材の炭化物を得、発生する燃焼の煙とガスを利用して気化成分を凝縮して回収し、同時に竹材の燻煙製品を生産する多目的加工炉を提供する。【解決手段】 火口10を備えた燃焼室2に隣接して燻煙室22を置き、両者の間を接続するように煙道を設け、該煙道にダンパ等を設置して燃焼の煙とガスの方向と量と温度を調節する制御装置21を備え、前記煙道を分岐して前記燃焼の煙とガスを冷却するための冷却装置16を備えて構成し、燃焼室2を単独もしくは燻煙室22との複合使用を可能とした竹材加工炉により竹材加工製品を生産する。
請求項(抜粋):
竹材を燃焼加工する空間の周囲を不燃材で囲み、該空間の内面に点火機能を持ち、燃焼用空気量の調節機能を備えた火床(8)と、前記空間の周囲を形成する面の何れかに竹材の燃焼により発生する煙とガス(以下燃焼の煙とガスと略す)を排出せしめる煙道と、少なくとも一つの密閉もしくは開放する扉を構成せしめた燃焼室(2)に、(A)燃焼強化用の火口(10)と、(B)燃焼の煙とガスを排出する煙道の途中で、原料である竹材の燃焼時の気化成分を、温度別に回収するための液化手段(16)と、(C)煙道途中で燃焼の煙とガスの温度を、該燃焼の煙とガスを燻煙対象の竹材の加工品が自己着火しない温度まで降下せしめる温度制御手段(21)と、(D)燃焼の煙とガスを誘導手段(15,29)により、直接もしくは外気を混入して温度を調節する機能を有する煙道を通して、周囲を不燃材で囲み形成した空間に導き、該空間に設置した竹材の二次加工製品を乾燥し、該製品の表面に軽度の炭化皮膜を形成もしくは着色せしめる燻煙室(22)と、(E)燃焼の煙とガスが持つ熱を有効に利用するために、各室内面を保温するための被覆手段(9)と、を加えてなることを特徴とする竹材の加工炉。
IPC (3件):
B27K 9/00 ,  F26B 3/00 ,  F26B 9/00
FI (3件):
B27K 9/00 K ,  F26B 3/00 ,  F26B 9/00 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る