特許
J-GLOBAL ID:200903040638913078

局部延性に優れた高加工性中・高炭素鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 憲治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-257994
公開番号(公開出願番号):特開平11-080885
出願日: 1997年09月08日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 伸びフランジ性等の局部延性を改善した中・高炭素鋼板を提供する。【解決手段】 C:0.1〜0.8質量%、S:0.01質量%以下の亜共析鋼からなり、炭化物球状化率が90%以上、かつ平均炭化物間距離が0.8μm以上であるように炭化物がフェライト中に分散しており、必要に応じてフェライト結晶粒径が20μm以上に調整されている高加工性中・高炭素鋼板。鋼成分として、Si,Mn,Cr,Mo,Cu,Ni等を適宜添加したものを用いることができる。
請求項(抜粋):
C:0.1〜0.8質量%、S:0.01質量%以下の亜共析鋼からなり、下記(a)で定義される炭化物球状化率が90%以上、かつ下記(b)で定義される平均炭化物間距離が0.8μm以上であるように炭化物がフェライト中に分散している局部延性に優れた高加工性中・高炭素鋼板。(a)炭化物球状化率:鋼板断面の金属組織観察において、観察視野内の炭化物総数に占める、炭化物の最大長さpとその直角方向の最大長さqの比(p/q)が3未満である炭化物の数の割合(%)をいう。ただし、観察視野は炭化物総数が300個以上となる領域とする。(b)平均炭化物間距離:鋼板断面における炭化物の面積率fおよび平均炭化物粒径D(μm)を次式に代入して求まるLの値(μm)をいう。L=((π/(4×f))(1/2)-1)×Dここで、炭化物の面積率fは、鋼板のC含有量をC(質量%)とするとき、次式、f=C/6.67で求まる値である。平均炭化物粒径Dは、鋼板断面の金属組織観察において、観察視野内の個々の炭化物について測定した円相当径を全測定炭化物について平均した値である。ただし、観察視野は炭化物総数が300個以上となる領域とする。πは円周率である。
IPC (2件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/44
FI (2件):
C22C 38/00 301 S ,  C22C 38/44
引用特許:
審査官引用 (5件)
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