特許
J-GLOBAL ID:200903040663998150

靭性および耐応力腐食割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-254975
公開番号(公開出願番号):特開平6-100935
出願日: 1992年09月24日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】 靭性および耐応力腐食割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼の製造法。【構成】 C≦0.05、Si≦0.05、Mn≦1.0、P≦0.03、S≦0.01、Cr:11〜17、Cu:1〜4%、Ni:1.5〜5、Al≦0.05、N:0.02〜0.1でかつC+0.8N≦0.06を満足し、あるいはさらにMo:0.5〜2(wt%)を含む鋼を熱間加工し室温まで自然放冷した後、Ac3 点+10°C〜Ac3 点+200°Cの温度に加熱しこの加熱温度〜750°Cの冷却開始温度から550〜350°Cの冷却停止温度までを2°C/sec以上で冷却し室温まで空冷以上の速度にて冷却し、続いて、Ac1 点以下の温度にて焼きもどし処理を行う。【効果】 耐食性はC≦0.05、Cr:11〜17としCuおよびMoを添加すれば良好である。熱間加工性はC+0.8N≦0.06を満足し、Ni:1.5〜5を添加すれば良い。靭性および耐応力腐食割れ性は加熱後に加速冷却を行い粒界炭化物の析出を抑えれば向上する。
請求項(抜粋):
重量%でC ≦0.05%、Si≦0.50%、Mn≦1.0%、P ≦0.03%、S ≦0.01%、Cr:11〜17%、Cu:1〜4%、Ni:1.5〜5%、Al≦0.05%、N :0.02〜0.1%であり、かつ、C+0.8N>0.06%を満足する成分を含み、残部が実質的にFeおよび不可避的不純物からなる鋼を熱間加工し室温まで自然放冷した後、Ac3 変態点+10°C〜Ac3 変態点+200°Cの温度に加熱し、この加熱温度〜750°Cの冷却開始温度から550〜350°Cの冷却停止温度までを2°C/sec以上で冷却せしめ、その後、室温まで空冷以上の速度で冷却し、続いて、Ac1 変態点以下の温度で焼きもどし処理することを特徴とする靭性および耐応力腐食割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法。
IPC (5件):
C21D 8/10 ,  C21D 8/00 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/42
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (15件)
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