特許
J-GLOBAL ID:200903040791901062

イオンチャンネル記録並びに単分子検出及び解析のためのナノポア基盤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 小野 新次郎 ,  社本 一夫 ,  小林 泰 ,  千葉 昭男 ,  富田 博行 ,  深澤 憲広
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-509733
公開番号(公開出願番号):特表2009-536107
出願日: 2007年05月04日
公開日(公表日): 2009年10月08日
要約:
ガラス及び石英ガラスナノポアの表面の化学的修飾は、ナノポア全体への局在化された二重層形成及びそれに続くイオンチャネル記録のために理想的な表面特性をもたらす。表面修飾無しでは、ナノポア開口部を覆って広がるように、ガラス毛管上に支持された二重層を形成することができる。穏やかな疎水性表面への表面特性変化は、ガラス上部に脂質単層を作り、そして同時にナノポア開口部を覆う二重層をもたらし、脂質二重層領域において単一のタンパク質イオンチャネルを効率的に囲い込む。修飾ナノポアを覆う二重層構造は、電流がタンパク質イオンチャネルだけを流れるようなものである。タンパク質イオンチャネルは、ポア開口部上部の二重層の中へ拡散することができるが、この領域を離れて脂質単層に入ることはできない。ナノポア開口部を覆って形成される二重層は、高い電気的崩壊電圧を示し、機械的振動に対して安定であり、そして長寿命である。
請求項(抜粋):
厚さ並びに第一の面及び第二の面を有する膜であって、第一の面が第二の面の反対側にあり、ガラス、ケイ酸塩、セラミック及びこれらの組合せから成る群から選択される物質から作られる、前記膜; 膜を貫通し、それによって膜の第一の面及び第二の面を連通する少なくとも一つのチャネルを形成する、少なくとも一つのナノポアであって、該ナノポアが第一の開口部、第二の開口部、深さ、外部表面及び内部表面を有し、そこにおいて、第一の開口部が膜の第一の面に対して開いており、そして第二の開口部が膜の第二の面に対して開いており、そしてそこにおいて、ナノポアの第一の開口部の半径が約2 nmから約500 nmの範囲である、前記ナノポア;及び ナノポアの第一の開口部を覆ってスパニングする(spanning across)ための手段: を含む、ナノポア装置。
IPC (10件):
B82B 1/00 ,  G01N 33/15 ,  G01N 33/50 ,  G01N 33/543 ,  G01N 33/53 ,  G01N 27/416 ,  G01N 27/28 ,  G01N 37/00 ,  G01N 27/02 ,  B82B 3/00
FI (12件):
B82B1/00 ,  G01N33/15 Z ,  G01N33/50 Z ,  G01N33/543 525U ,  G01N33/53 M ,  G01N27/46 336M ,  G01N27/28 P ,  G01N27/46 336Z ,  G01N27/46 336B ,  G01N37/00 101 ,  G01N27/02 E ,  B82B3/00
Fターム (17件):
2G045AA40 ,  2G045DA12 ,  2G045FA34 ,  2G045FB02 ,  2G045FB03 ,  2G045FB05 ,  2G045GC16 ,  2G045GC20 ,  2G060AA06 ,  2G060AD06 ,  2G060AE20 ,  2G060AF02 ,  2G060AF03 ,  2G060AF07 ,  2G060AF08 ,  2G060AF20 ,  2G060KA09
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る