特許

J-GLOBAL ID：200903041599081686

微細炭素繊維の製造方法

発明者： 大嶋 哲 ,  湯村 守雄 ,  吾郷 浩樹 ,  小松 利喜 ,  森田 利夫 ,  井上 斉
出願人/特許権者： 独立行政法人産業技術総合研究所 ,  昭和電工株式会社
代理人 (2件)： 池浦 敏明 ,  池浦 敏明
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-279540
公開番号（公開出願番号）：特開2002-088591
出願日： 2000年09月14日
公開日（公表日）： 2002年03月27日
要約：

【要約】 (修正有)【課題】 安価な触媒を用いて直径が1nm〜50nmの直線性のよい微細炭素繊維を高収率で得る。【解決手段】 微細炭素繊維を製造する方法において、(i)(a)炭化水素、(b)触媒金属有機錯体、(c)イオウ又はイオウ化合物及び(d)キャリヤー用水素からなる気相混合物を、該触媒金属有機錯体及び該炭化水素が熱分解する温度に加熱された反応帯域に導入して該触媒金属有機錯体及び該炭化水素を熱分解させて微細炭素繊維を生成させる熱分解工程、(ii)熱分解生成物排出工程、(iii)熱分解生成物を該炭化水素の分解温度よりも低い温度に冷却する冷却工程、(iv)冷却生成物を、微細炭素繊維と、水素を主成分とする排ガスとに分離する分離工程、からなり、炭化水素と水素との流量比及び炭化水素の反応時間を制御して平均直径が1nm〜50nmの範囲にある微細炭素繊維を生成させる。

請求項（抜粋）：

微細炭素繊維を製造する方法において、(i)(a)炭化水素、(b)触媒金属有機錯体、(c)イオウ又はイオウ化合物及び(d)キャリヤー用水素からなる気相混合物を、該触媒金属有機錯体及び該炭化水素が熱分解する温度に加熱された反応帯域に導入して該触媒金属有機錯体及び該炭化水素を熱分解させて微細炭素繊維を生成させる熱分解工程、(ii)該熱分解工程で生成した微細炭素繊維を含む熱分解生成物を該反応帯域から排出させる熱分解生成物排出工程、(iii)該反応帯域から排出された熱分解生成物を該炭化水素の分解温度よりも低い温度に冷却する冷却工程、(iv)該冷却工程で得られた冷却生成物を、微細炭素繊維と、水素を主成分とする排ガスとに分離する分離工程、からなり、該反応帯域における炭化水素と水素との流量比及び炭化水素の反応時間を制御して平均直径が1nm〜50nmの範囲にある微細炭素繊維を生成させることを特徴とする微細炭素繊維の製造方法。

Fターム (7件)：

4L037CS03 ,  4L037FA03 ,  4L037FA04 ,  4L037PA09 ,  4L037PA13 ,  4L037PA21 ,  4L037PA28

引用特許：

審査官引用 (6件)

• 気相成長炭素繊維連続製造装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-353628   出願人：日機装株式会社
• 特開昭60-054999
  
• 微細気相成長炭素繊維製造装置、微細気相成長炭素繊維の製造方法、微細気相成長炭素繊維付着防止装置及び微細気相成長炭素繊維
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平11-288496   出願人：日機装株式会社
• 炭素繊維の形成装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平3-287332   出願人：ゼネラル・モーターズ・コーポレーション
• 気相成長炭素繊維製造装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-008095   出願人：日機装株式会社
• 特開昭60-054999