特許
J-GLOBAL ID:200903041754065269

希土類-鉄-ボロン系磁石合金及びその製造法並びに該希土類-鉄-ボロン系磁石合金を用いたボンド磁石

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-226021
公開番号(公開出願番号):特開平10-053844
出願日: 1996年08月07日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 高い残留磁束密度Brと大きな保磁力iHcとを有し、その結果、最大エネルギー積(BH)maxが大きく、且つ、防錆性に優れている希土類-鉄-ボロン系磁石合金を工業的に得る。【解決手段】 式Rx Fe100-x-y-z-w Coy Mz Bw で表される組成を有し、且つ、αFe、bccFe及びこれらとMとの固溶体を含む軟磁性結晶相とNd2 Fe14B1 型正方晶系結晶からなる硬磁性結晶相とのそれぞれが、軟磁性非晶質相中に析出している合金組織を有しており、軟磁性非晶質相が全合金組織に対し10面積%以下であって、残部が軟磁性結晶相と硬磁性結晶相であり、且つ、軟磁性結晶相が全結晶組織に対し少なくとも50面積%であって、残部が硬磁性結晶相である希土類-鉄-ボロン系磁石合金。
請求項(抜粋):
式R<SB>x </SB>Fe<SB>100-x-y-z-w </SB>Co<SB>y </SB>M<SB>z </SB>B<SB>w </SB>(但し、Rは、Nd、Pr、Dy、Tb及びCeから選ばれた希土類元素の一種又は二種以上、Mは、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Mn、Cu、Ga、Ag及びSiから選ばれた元素の一種又は二種以上、x、y、z及びwは、それぞれ原子比で5≦x≦10、1.0≦y≦9.0、0.1≦z≦5、2≦w≦7、かつ、9≦(x+w)、5<(y+z))で表わされる組成を有し、且つ、αFe、bccFe及びこれらと上記Mとの固溶体を含む軟磁性結晶相とNd<SB>2 </SB>Fe<SB>14</SB>B<SB>1 </SB>型正方晶系結晶からなる硬磁性結晶相とのそれぞれが、軟磁性非晶質相中に析出している合金組織を有しており、前記軟磁性非晶質相が全合金組織に対し10面積%以下であって、残部が前記軟磁性結晶相と前記硬磁性結晶相であり、且つ、前記軟磁性結晶相が全結晶組織に対し少なくとも50面積%であって、残部が前記硬磁性結晶相であることを特徴とする希土類-鉄-ボロン系磁石合金。
IPC (3件):
C22C 38/00 303 ,  C22C 45/02 ,  H01F 1/053
FI (3件):
C22C 38/00 303 D ,  C22C 45/02 A ,  H01F 1/04 H
引用特許:
審査官引用 (4件)
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