特許
J-GLOBAL ID:200903041918783168

プルリバース機構を備えたマニュアルトランスミッション用シフトレバー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-100540
公開番号(公開出願番号):特開平10-287143
出願日: 1997年04月17日
公開日(公表日): 1998年10月27日
要約:
【要約】【課題】マニュアルトランスミッションに直結しても、トランスミッション内の油臭が車内へ浸入するのを防止することが可能なプルリバース機構を備えたマニュアルトランスミッション用シフトレバーを提供する。【解決手段】 レバー本体(中空管)22の外周に摺動自在に配設したアウタスリーブ62の上部外周にアウタブーツ68の上部を連結する。また、蛇腹筒状のインナブーツ72によりアウタスリーブ62のレバー本体22の外周に沿う相対的摺動を許容し、且つアウタスリーブ62及びレバー本体22間の気密を保持する。これにより、アウタブーツ68の内部空間に油臭が浸入しても車内42への油臭の浸入路を確実に遮断し、運転車等に不快感を与えない。したがって、マニュアルトランスミッションに直結したプルリバース機構を備えたダイレクト・フロアシフト式のシフトレバーを提供することができる。
請求項(抜粋):
レバー本体と、このレバー本体の下部に一体形成した球状体とを備え、車内フロアの下部に配置したインシュレータにより前記球状体を回動自在に支持し、その球状体を回動中心として前記車内フロアから立ち上がる前記レバー本体を所定の変速位置或いは後退位置に揺動するフロアシフト式であり、前記レバー本体が後退位置に揺動する方向の該レバー本体の下側近くにリバースゲートを配設しておき、中空筒状とした前記レバー本体の上側及び下側に第1長孔及び第2長孔を形成し、前記第1長孔に挿通した第1ピンに、前記レバー本体の上側外周に配設したプルリングを係合して該プルリングを前記レバー本体に沿って上下方向に摺動自在とし、前記第2長孔に挿通した第2ピンに、前記リバースゲートに向けて突起部が対向して前記レバー本体の下側外周に配設したアウタスリーブを係合することにより該アウタスリーブを前記レバー本体に沿って上下方向に摺動自在とし、前記第1及び第2ピンを前記レバー本体内部に挿入した連結部材で連結し、前記レバー本体の下部に同軸に配設したコイルスプリングにより前記アウタスリーブを下側に押圧する構造とし、前記レバー本体を後退位置側へ揺動する際に、前記プルリングの引き上げ動作により前記連結部材を介して前記アウタスリーブを上方に移動し、前記突起部がリバースゲート上を乗り越えることにより前記後退位置への揺動が可能となるプルリバース機構を備えたマニュアルトランスミッション用シフトレバーにおいて、前記車内フロアから立ち上がる前記レバー本体の下側周囲を覆いながら前記インシュレータの上方空間を閉塞する筒状のアウタブーツの上部を、前記アウタスリーブの前記第2ピンと係合している位置より下部の外周に気密を保持して連結するとともに、前記アウタスリーブのレバー本体の外周に沿う相対的摺動を許容しつつ、前記アウタスリーブ及びレバー本体間の気密を保持するシール手段を備えたことを特徴とするプルリバース機構を備えたマニュアルトランスミッション用シフトレバー。
IPC (2件):
B60K 20/02 ,  F16H 59/04
FI (2件):
B60K 20/02 B ,  F16H 59/04
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-196824

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