特許
J-GLOBAL ID:200903042150763185

真空式下水道システムにおける補水槽の水温制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 孝一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-047735
公開番号(公開出願番号):特開平10-237941
出願日: 1997年03月03日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 補水槽の水温が上昇した場合、この水温を常用温度以下に回復させるのに必要な水の浪費を無くす。【解決手段】 補水槽14の水温が設定上限温度以上になって、水温検知手段20から制御手段11に水温検知信号が入力されると、制御手段11は排水弁17を弁開させて排水するとともに、給水弁15に弁閉信号を出力して該給水弁15弁閉し、さらに同時にタイマー23の計時を開始し、計時時間経過時点のタイムアップ信号により排水弁17を弁閉し、かつ給水弁15を弁開して補水槽14に給水する。この給水によって、補水槽14の水位が給水停止水位HWL1まで上昇し、水位検知手段19から制御手段11に給水停止水位検知信号が入力されると、制御手段11は給水弁15を弁閉させて給水を停止させる。また、同時に遅延用タイマー24の計時を開始し、遅延時間経過時点の水温が常用温度以下であれば制御を終了し、常用温度を超えておれば前記制御を再開する。
請求項(抜粋):
民家などで発生した汚水を自然流下管により汚水マスに自然流下させ、該汚水マスに設置されている真空弁を弁開して、真空ポンプ場に設置されている真空ポンプの真空圧を、集水タンクを介して前記真空弁に接続されている真空下水管路に負荷して前記集水タンクに集水し、該集水タンク内の水位が所定水位まで上昇した時に汚水圧送ポンプを起動して、前記集水タンク内の汚水を排出するように構成されているとともに、給水弁を介設した給水管と、排水弁を介設した排水管が接続された補水槽が設置され、この補水槽から前記真空ポンプおよび汚水圧送ポンプなどの封水部に水を循環させる循環系が設けられ、かつ前記補水槽の水位を検知する水位検知手段と、前記補水槽の水温を検知する水温検知手段が設置されている真空式下水道システムにおいて、前記補水槽の水温が設定上限温度以上になって前記水温検知手段で検知され制御手段に入力されると、該制御手段は入力された設定上限温度以上の水温検知信号に基づいて前記排水弁に弁開信号を出力して該排水弁を弁開するとともに、給水弁に弁閉信号を出力して該給水弁を弁閉し、さらにタイマーの計時を開始し、設定した計時時間が経過した時、前記排水弁に弁閉信号を出力して、該排水弁を弁閉するとともに、前記給水弁の弁閉信号の出力を解除して前記前記補水槽の水位が給水開始水位以下であれば該給水弁を弁開して給水を行い、この給水によって前記補水槽の水位が前記給水停止水位まで上昇して前記水位検知手段で検知され前記制御手段に入力されると、該制御手段は入力された給水停止水位検知信号に基づいて前記給水弁に弁閉信号を出力して該給水弁を弁閉し、かつ同時に遅延用タイマーの計時を開始し、この遅延用タイマーで設定した遅延時間が経過した時点の水温を前記水温検知手段で検知して制御手段に入力し、該制御手段に入力された水温検知信号値が前記設定上限温度より低い常用温度以下の値であれば前記補水槽の水温を前記常用温度以下に回復させる制御を終了し、前記制御手段に入力された水温検知信号値が前記常用温度を超える値であれば前記補水槽の水温を前記常用温度以下に回復させる制御を再開することを特徴とする真空式下水道システムにおける補水槽の水温制御方法。
引用特許:
出願人引用 (2件)

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