特許
J-GLOBAL ID:200903042398764935

ポリオレフィンエラストマーを製造するための重合方法、メタロセンプロ触媒を活性化するためのカチオン生成性助触媒、特有の性質を併せ有するポリオレフィンエラストマーおよびそれから造られた製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-536278
公開番号(公開出願番号):特表2000-507635
出願日: 1997年04月01日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】特有な組み合わせの特性、即ち高い分子量(Mw)、高いムーニー粘度(125°CでのML1+4)、低い多分散指数(Mw/Mn)、低いガラス転移温度(Tg)および低いヒステリシス(tan δ)を併せ持つポリオレフィンエラストマーを、特定のタイプのメタロセン触媒を使用する重合方法により得る。そのポリオレフィンエラストマーは、ホース、ベルトおよび成形品のようなゴム物品、1種またはそれ以上のその他の炭化水素重合体を含有する重合体ブレンドおよびエラストマーが粘度調整剤としての機能を果たす潤滑油を含む種々の製品を製造するために有用である。また、好ましくはオレフィンモノマーの存在下にメタロセンプロ触媒を活性化するためのカチオン生成性助触媒も開示する。
請求項(抜粋):
エチレン、少なくとも1のその他のα-オレフィン及び所望により少なくとも1のジエンモノマーを液相重合してエラストマーを得る方法であって、上記モノマーを液相重合条件下、メタロセンプロ触媒(このメタロセンプロ触媒は、一般式(I)及び/又は(II)、 (Cp1R1m)R3n(Cp2R2p)MXq (I) (Cp1R1m)R3nYrMXs (II)〔式中、配位子(Cp1R1m)のCp1及び配位子(Cp2R2p)のCp2は同一又は異なるシクロペンタジエニル環であり、R1及びR2はそれぞれ独立にハロゲン又は約20までの炭素原子を含むヒドロカルビル、ハロカルビル、ヒドロカルビル置換有機メタロイド又はハロカルビル置換有機メタロイド基であり、mは0〜5であり、pは0〜5であり、会合した上記シクロペンタジエニル環の隣接する炭素原子上の2つのR1及び/又はR2置換基は結合して一体となって4〜約20の炭素原子を含む環を形成することもでき、R3は架橋基であり、nは0又は1であり、YはMに配位するヘテロ原子含有配位子であり、Mは3〜6の原子価を有する遷移金属であり、各Xは非シクロペンタジエニル配位子であって、独立にハロゲン又は約20までの炭素原子を含むヒドロカルビル、オキシヒドロカルビル、ハロカルビル、ヒドロカルビル置換有機メタロイド、オキシヒドロカルビル置換有機メタロイド又はハロカルビル置換有機メタロイド基であり、qはMの原子価マイナス2に等しく、rはnの値を有し、sはrが0のときMの原子価マイナス1に等しく、rが1のときMの原子価マイナス2に等しい、〕の少なくとも1の化合物である)と助触媒(この助触媒は、アルミノキサン又はメタロセンプロ触媒中の少なくとも1のX配位子をその全数まで独立に水素原子、又は約20までの炭素原子を含むカルボヒドリル基又は約20までの炭素原子を含むオキシカルボヒドリル基によって交換することのできる金属及び/又はメタロイド含有第1成分、少なくとも1の電子吸引性置換基を有する少なくとも1のアリール基を有する、中性金属及び/又はメタロイド含有第2成分、及び少なくとも1の電子吸引性置換基を有する少なくとも1のアリール基を有する、アニオン性金属及び/又はメタロイド含有第3成分を含むカチオン生成性助触媒であるが、ただし、メタロセンプロ触媒が式(I)の一つであり助触媒が全くアルミノキサンであるとき、配位子(CP1R1m)は配位子(Cp2R2p)とは異なり、架橋基R3は少なくとも2の嵩高基を有し、nは1であり、当該プロ触媒が全く式(II)の一つであるとき、助触媒はカチオン生成性助触媒を含む)を組み合わせることによって得られた生成物を含む、触媒的に有効量の触媒の存在下で重合することを含む、上記方法。
IPC (4件):
C08F 4/642 ,  C08F210/16 ,  C10M143/12 ,  C10N 30:02
FI (3件):
C08F 4/642 ,  C08F210/16 ,  C10M143/12
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (5件)
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