特許
J-GLOBAL ID:200903042558305053

内接噛合遊星歯車構造の内ローラ及び外ローラ並びにその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-148838
公開番号(公開出願番号):特開平9-329202
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 内ピンとの間に十分に潤滑油を確保することができ、しかもがたが小さく内接噛合遊星歯車構造全体に角度バックラッシュが発生しないような内ローラを得る。【解決手段】 内ローラ30の内周壁32をより正n角形(nは3以上の整数:図示の例ではn=3)に近づけた形状とする。該正n角形の頂点付近に形成される隙間H1に潤滑油を確保し、内ピン7は正n角形の各辺の中央部P1〜P3の3点で軽く接触した状態で保持する。これにより潤滑油の確保と内ピン7のがたのない保持を両立させ、角度バックラッシュを低減させると共に耐久性を向上させる。内周壁32を正n角形に近づけた形状は、円周方向等間隔でチャック機器による押圧力(変形力)を与えた状態で内周壁32をバニシング加工し、加工後に生じる歪(残留歪)を熱処理によって更に拡大して得る。
請求項(抜粋):
第1軸と、該第1軸の回転によって回転する偏心体と、該偏心体を介して第1軸に対して偏心回転可能な状態で組込まれた外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを伝達する手段を介して連結された第2軸と、を備えた内接噛合遊星歯車構造の、前記自転成分のみを伝達する手段を構成するために円柱状の内ピンと共に用いられる円筒状の内ローラにおいて、nを3以上の整数としたときに、前記円筒の内周壁の横断面を、真円から、より正n角形に近づけた形状に形成したことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造の内ローラ。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭59-106744
  • 特公平5-086506
  • 溶接用チップの製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-074818   出願人:バブコック日立株式会社

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