特許
J-GLOBAL ID:200903042662662879

核磁気共鳴を用いた検査装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-069715
公開番号(公開出願番号):特開平9-253070
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】1回の計測で静磁場強度分布を得る核磁気共鳴を用いた検査装置を提供する。【解決手段】励起高周波パルス201とスライス傾斜磁場202を印加して、検査対象の所定スライス内の磁化の励起から一定の時間の後に、極性を反転させながら周期的に強度変化するリードアウト傾斜磁場204をスライス傾斜磁場と垂直方向に印加し、リードアウト傾斜磁場印加方向の位置情報を有するエコー信号を読み出す。この時スライス傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場の両方に垂直な方向にパルス状の位相エンコード傾斜磁場203を印加し、エコー信号に位相エンコード傾斜磁場方向の位置情報を与える。位相エンコード傾斜磁場の印加は、リードアウト傾斜磁場の反転毎ではなく、1〜数回おきに印加し、同じ位置情報を有し、エコー時間の異なる数種類のエコー信号の組を得る。これらのエコー信号をフーリエ変換して得られる画像の二つから静磁場強度分布を得る。【効果】計測時間を延長することなくエコー信号の計測ができる。
請求項(抜粋):
検査対象が挿入される空間に静磁場を発生する手段と、スライス傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、及びリードアウト傾斜磁場の各磁場発生手段と、高周波パルス発生手段と、前記検査対象から核磁気共鳴信号を検出する信号検出手段と、前記各手段を制御するパルスシーケンス制御手段と、前記信号検出手段による前記核磁気共鳴信号の演算処理を行なう演算処理手段とを有する核磁気共鳴を用いた検査装置において、前記パルスシーケンス制御手段は、(1)前記スライス傾斜磁場を印加しながら、励起高周波パルスを前記検査対象に印加し所定の領域を励起すること、(2)前記リードアウト傾斜磁場を印加すること、(3)前記リードアウト傾斜磁場の極性の複数回の反転毎に周期的に位相エンコード傾斜磁場パルスを複数回(n回)印加すること、(4)前記周期的に印加される二つの前記位相エンコード傾斜磁場パルスの印加の間で、複数個(m個)のエコー信号を発生させることを複数回(n回)繰り返して、複数個(m個)のエコー信号群を発生させること、のパルスシーケンス制御を行ない、前記演算処理手段は、(m×n+i)番目(m=1、2、...、m:n=0、1、...n:i=1、2、...、m)のエコー信号からなるm個の前記エコー信号群のいずれか2つの前記エコー信号群から得られる2つの画像データを用いて、2次元位相分布を求める演算処理を行なうことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/54 ,  G01R 33/48
FI (4件):
A61B 5/05 312 ,  A61B 5/05 341 ,  G01N 24/02 530 Y ,  G01N 24/08 520 Y
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 磁気共鳴映像装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-226586   出願人:株式会社東芝
  • 特開平4-200531
  • 特開平4-200531

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