特許
J-GLOBAL ID:200903042709317385

電気部品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-308578
公開番号(公開出願番号):特開平11-144924
出願日: 1997年11月11日
公開日(公表日): 1999年05月28日
要約:
【要約】【課題】 従来技術はインサート成形後に金属片の切断部が露出して静電気破壊を起こしたり、モールド品に機械的強度や密閉性を損なう貫通穴が形成されてしまうという問題点があった。【解決手段】 1枚の金属板21からなる複数の金属片を連結する箇所に、例えばV字溝23aを形成してなる脆弱部23を設けておき、この金属板21を金型に供給して絶縁ケース12のモールド品をインサート成形する段階で、下型27の押さえピン27aが脆弱部23の近傍に当接して上型26の突起部26aが該脆弱部23に食い込むような型締めを行うことにより、金型の一部で脆弱部23を切断するとともに、かかる型締め状態のまま溶融樹脂28を充填させるようにした。このようにしてインサート成形を行うと、脆弱部23の切断部23bが露出して活電部となる虞がなくなるとともに、金属板21の一部を埋設するモールド品に不所望な貫通穴が形成されなくなるので、信頼性が向上する。
請求項(抜粋):
隣接する複数の金属片に分離される1枚の金属板を金型に供給し、この金型のキャビティに溶融樹脂を充填してインサート成形されるモールド品を備えた電気部品の製造方法において、前記金属板のうち分離前の金属片どうしの連結箇所に機械的強度が局部的に弱い脆弱部を設け、前記モールド品を成形する段階で、前記金型を構成する上型と下型のいずれか一方が前記脆弱部の近傍に当接し、かつ他方に設けた突起部が該脆弱部に食い込むような型締めを行うことにより、前記突起部にて前記脆弱部を切断するとともに、かかる型締め状態のまま溶融樹脂を充填させて前記モールド品を成形するようにしたことを特徴とする電気部品の製造方法。
IPC (3件):
H01C 17/02 ,  H01C 10/32 ,  H01C 17/00
FI (3件):
H01C 17/02 ,  H01C 10/32 D ,  H01C 17/00 V
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 金属インサート樹脂成形法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-277868   出願人:第一精工株式会社
  • 樹脂モールド装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-139246   出願人:関西日本電気株式会社
  • 特開昭63-090808

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