特許
J-GLOBAL ID:200903042951007005

トラクタの伝動構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 芳朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-158090
公開番号(公開出願番号):特開平8-002267
出願日: 1994年06月15日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 トラクタの前部ハウジングの後半部内に設置する油圧クラッチの変速装置について、その組込みを容易とする。【構成】 中間の仕切り壁1aを有する前部ハウジング1の後端部内に、該ハウジングに支持させた軸受フレーム4を固定設置した。上記仕切り壁を貫通する原動軸7とその延長線上で軸受フレームに支持させた出力軸10間で変速伝動を行う油圧クラッチ式の補助変速装置12を、その油圧クラッチ(54F,54R)を原動軸上に配置してハウジング後半部内に設けた。クラッチ作動油及び潤滑油の供給を仕切り壁側から行う構造とし、バルブ装置63をハウジング一側壁の内外にまたがらせて設置した。同装置は潤滑油供給制御用の2種のバルブを含む。
請求項(抜粋):
中途に仕切り壁(1a)を有し後端を開放してある前部ハウジング(1)、前端を開放してあり前部ハウジングの後端に連結してあるミッションケース(2)、前部ハウジングの後端部内に固定設置してある軸受フレーム(4)、上記仕切り壁を貫通させ該仕切り壁と上記軸受フレームとに支持させてある原動軸(7)、この原動軸の後方で該原動軸と同心配置して上記軸受フレームに支持させてある出力軸(10)、これらの原動軸と出力軸間で変速伝動を行うように上記した仕切り壁と軸受フレーム間で前部ハウジング内に配設してある油圧クラッチ式の第1の変速装置(12)であって仕切り壁と軸受フレームとに支持させた少なくとも1本の中間軸(11)を有する第1の変速装置(12)、上記軸受フレームにそれぞれ前端部で支持させてある駆動軸(13)と変速軸(14)間で変速伝動を行うようにミッションケース内に配設してある第2の変速装置(15)であってその上記駆動軸を上記出力軸に対し軸受フレーム内で連結してある第2の変速装置(15)を、備えたトラクタの伝動構造において、前記軸受フレーム(4)を前部ハウジング(1)に固定支持させ、前記第1の変速装置(12)の複数油圧クラッチ(54F,54R)を全て、原動軸(7)上に配置する一方、該原動軸(7)を支承する中空筒状部(37)を前記仕切り壁(1a)に一体形成して、原動軸(7)内のクラッチ作動油路(55F,55R)及び潤滑油路(55L)を仕切り壁(1a)内のクラッチ作動油路(61F,61R)及び潤滑油路(61L)に対し接続する環状油室(60F,60R,60L)を、該中空筒状部と原動軸間に区画形成し、第1の変速装置(12)の作動を制御するための、方向切換弁(78)を含むコントロールバルブ装置(63)を、そのバルブハウジング(64,66,67)の一部で前部ハウジング(1)の一壁面(1c)に密接させて、前部ハウジングに固定支持させた、ことを特徴とする伝動構造。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平2-060833
  • 特開平3-070630
  • 特開昭63-312233
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