特許
J-GLOBAL ID:200903042988220469

靭性の優れた形鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-226129
公開番号(公開出願番号):特開平7-076724
出願日: 1993年09月10日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】 建築物の構造部材に用いる靭性の優れた形鋼を経済的に製造する。【構成】 製鋼工程で特定成分に調整した後、特定の溶存酸素量に対し、特定量のAlを添加して脱酸を行い、製造した連続鋳造鋳片を、形鋼圧延工程で粗圧延・中間圧延・仕上圧延を経た後、必要に応じて中間圧延工程のパス間で鋼材表層部の温度をAr3-20°C以下、Ar3-100°C以上に水冷し、その復熱過程で少なくとも1回以上圧延し、750〜1050°Cの温度範囲で圧延を終了させ、650°Cから400°Cまでの冷却速度を0.01〜0.30°C/sの低速度で徐冷却することにより、マクロ偏析に過飽和に固溶したC,Nを焼戻してそれぞれ炭化物、窒化物に析出させることにより、特にフィレット部の靭性低下を抑制する。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.4〜2.0%、N:0.003〜0.015%、Ti:0.005〜0.025%を含み、残部がFe、及び不可避不純物からなる溶鋼を予備脱酸処理によって溶存酸素を重量%で0.003〜0.015%に調整後、さらに金属アルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該Al含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対し、-0.004≦〔Al%〕-1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に連続鋳造で鋳造し、該鋳片を1100〜1300°Cの温度域に再加熱後に圧延を開始し、750〜1050°Cの温度範囲で圧延を終了させ、圧延終了後に650〜400°Cまでの冷却速度を0.01°C/s〜0.30°C/sの範囲内で冷却して製造することを特徴とする靭性の優れた形鋼の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/00 ,  C21C 7/06 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/50
引用特許:
審査官引用 (3件)

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