特許
J-GLOBAL ID:200903043085670758

焼付硬化性と耐衝撃性に優れる薄鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-162184
公開番号(公開出願番号):特開平7-018369
出願日: 1993年06月30日
公開日(公表日): 1995年01月20日
要約:
【要約】【目的】 薄鋼板における静的強度値に対する動的強度の値が、軟鋼板のそれと同等以上に高いために優れた耐衝撃性を示すと共に、焼付硬化性に優れる薄鋼板を提供すること。【構成】 C:0.005 wt%未満の極低C鋼であって、その組織が、鋼中の固溶C量が0.0005〜0.0020%であり、しかもこの固溶C量とフェライト平均結晶粒径Fd(μm)は、次式;( 固溶C量×Fd)= 100〜400 を満足する関係にあり、そしてフェライト平均結晶粒径FdとNb/Cは、次式;(Nb/C)×Fd=50〜250 を満足する関係となる鋼組織を有する焼付硬化性と耐衝撃性に優れる薄鋼板。そして、この薄鋼板の製造に当たっては、再加熱後 950〜1100°Cの温度域に保持して曲げ, 曲げ戻しの処理を行うこと。
請求項(抜粋):
C:0.005 wt%未満、 Si:1.5 wt%以下、Mn:3.0 wt%以下、 P:1.00wt%以下、S:0.10wt%以下、 Al:0.10wt%以下、N:0.0050wt%以下を含み、かつNbを0.05wt%以下でCとの関連において、次式3≦Nb/C≦14を満足するように含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、かつ鋼中の固溶C量が0.0005〜0.0020%であり、しかもこの固溶C量とフェライト平均結晶粒径Fd(μm)とは、次式;( 固溶C量×Fd)= 100〜400 を満足する関係にあり、そして、フェライト平均結晶粒径FdとNb/Cは、次式;(Nb/C)×Fd= 50〜250 を満足する関係となる鋼組織を有することを特徴とする焼付硬化性と耐衝撃性に優れる薄鋼板。
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/12
引用特許:
審査官引用 (3件)

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