特許
J-GLOBAL ID:200903044616501316

車両用液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-287253
公開番号(公開出願番号):特開平11-115728
出願日: 1997年10月20日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ操作力に対するマスタシリンダ液圧の特性を種々変化させることができるようにする。【解決手段】 シリンダボデー1h内にマスタピストン10とその前方の制御ピストン21を収容して両ピストン10、21間の圧力室R2、マスタピストン後方の助勢用圧力室R1、制御ピストン前方のレギュレータ室R3を形成させる。制御ピストン21に連動するスプール32によりレギュレータ室R3と補助液圧源40およびリザーバ6とを連通・遮断するレギュレータ弁を構成し、レギュレータ室R3と助勢用圧力室R1を連通接続する。ゴム等の弾性部材からなるリアクション部材38を介してスプール32に後方への押圧力を加える反力圧力室R4を形成し、この反力圧力室R4には補助液圧源40からの圧力を圧力制御弁PCVにより調節して供給する。反力圧力室R4にはレギュレータ室R3の液圧に係数αを乗じた圧力を供給し、係数αを積載荷重等に応じて種々の値に変更する。
請求項(抜粋):
ブレーキ液を貯蔵するリザーバと、シリンダボデー内にマスタピストンを液密的摺動自在に収容して該マスタピストンの前方に圧力室を形成すると共に後方に助勢圧力室を形成し、前記リザーバ内のブレーキ液を前記圧力室に導入しブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタピストンを駆動し前記圧力室からブレーキ液圧を出力する少なくとも一つのマスタシリンダと、前記リザーバ内のブレーキ液を所定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源と、前記シリンダボデー内で前記ピストンの前方に液密的摺動自在に収容し前記マスタピストンに連動するように配置し、後方を前記圧力室に露呈すると共に前方にレギュレータ室を形成する制御ピストンと、該制御ピストンに連動して前記レギュレータ室を前記補助液圧源に連通又は遮断する増圧弁手段と、該制御ピストンに連動して前記レギュレータ室を前記リザーバに連通又は遮断する減圧弁手段とを備え、少なくとも前記助勢圧力室を前記レギュレータ室に連通接続して前記マスタピストンを助勢する車両用液圧ブレーキ装置において、前記圧力室、前記補助液圧源および前記助勢圧力室の何れか一つを圧力供給源として該圧力供給源から圧力が供給される反力圧力室を形成し、該反力圧力室の圧力を受けて前記増圧弁手段および前記減圧弁手段を、前記制御ピストンが前記圧力室の液圧を受けて前記増圧弁手段および前記減圧弁手段を変位させる方向とは逆の方向に変位させるリアクション部材と、前記反力圧力室内の圧力を無段的に変化させて所定の圧力に調節するための圧力調節弁手段と、該圧力調節弁手段の作動を制御する電気制御手段とを備えたことを特徴とする車両用液圧ブレーキ装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 液圧ブレーキ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-324795   出願人:アイシン精機株式会社
  • 特開平2-081762
  • 特開平2-081762

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