特許
J-GLOBAL ID:200903044792677609

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-115684
公開番号(公開出願番号):特開2003-314216
出願日: 2002年04月18日
公開日(公表日): 2003年11月06日
要約:
【要約】【課題】 駆動回転体の傾斜を招くモーメントを生じることなく、動力伝達部を駆動回転体の後端部から前方側ずらして配置できるようにして、機関ブロック全体の軸長の短縮化を図る。【解決手段】 タイミングスプロケット4を、駆動リング5のカムシャフト1側後端部から前方にずらして配置する一方で、支持壁10をスプロケット4の径方向内側領域に位置されるように駆動リング5に一体に設ける。支持壁10に径方向スリット11を形成して、その支持壁10の軸方向前後に中間回転体7とリンク15を夫々配置し、リンク15の一端側の可動案内部12を径方向スリット11と中間回転体7の渦巻き溝24に係合させる。荷重入力点であるスプロケット4部分と駆動リング5の支持支点である支持壁10の内周面が近接するため、駆動プレート5には傾斜を生じるようなモーメントが殆ど生じなくなる。
請求項(抜粋):
クランクシャフトから動力が伝達される動力伝達部を外周に有する駆動回転体と、カムシャフト若しくは同シャフトに結合された別体部材から成り、前記駆動回転体を必要に応じて相対回動できるように支持すると共に、前記駆動回転体から動力を伝達される従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回動可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、前記径方向ガイドと渦巻き状ガイドに変位可能に案内係合される可動案内部と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のものの回転中心から離間した部位と前記可動案内部とを揺動可能に連結するリンクと、前記中間回転体に駆動回転体及び従動回転体に対する相対的な回動操作力を付与する操作力付与手段と、を備え、前記操作力付与手段によって中間回転体を駆動回転体及び従動回転体に対して回動操作することにより、渦巻き状ガイドに係合した可動案内部を径方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その変位を前記リンクを介して駆動回転体と従動回転体の相対回動に変換する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記動力伝達部を、駆動回転体のカムシャフト側後端部から前方にずらして配置する一方で、駆動回転体を従動回転体に回動可能に支持させるべく支持壁を、前記動力伝達部の径方向内側領域に位置されるように、駆動回転体若しくは従動回転体に一体に設け、前記支持壁に前記径方向ガイドとしての径方向スリットを形成して、その支持壁の軸方向前後に前記中間回転体とリンクを夫々配置し、前記可動案内部を前記径方向スリットと渦巻き状ガイドに係合させたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
Fターム (10件):
3G018AB02 ,  3G018BA09 ,  3G018BA10 ,  3G018BA29 ,  3G018BA36 ,  3G018CA12 ,  3G018DA36 ,  3G018DA70 ,  3G018FA07 ,  3G018GA22
引用特許:
審査官引用 (1件)

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