特許
J-GLOBAL ID:200903044798335998

同期電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-337545
公開番号(公開出願番号):特開2000-166278
出願日: 1998年11月27日
公開日(公表日): 2000年06月16日
要約:
【要約】【課題】 同期電動機の制御装置においてロータの磁極位置とエンコーダの検出位置原点との相対的な位置関係は、機械的な加工精度等の影響によって取り付け誤差を生じる。この結果、トルク指令値に対して実際の出力トルクの精度が悪化するなどの課題がある。【解決手段】 ステータに通電する3相交流電流をd軸電流、q軸電流のそれぞれに対してフィードバック制御を行う制御装置において、トルク指令値が所定値以下である場合にはd軸電流誤差増幅器の出力を積分して磁極位置補正値Δθを演算し、トルク指令値が所定値以上である場合には、この磁極位置補正値を保持する。エンコーダ20の検出したロータ回転位置検出値θmに前記磁極位置補正値Δθを加算してコミュテーション電気角θを算出する。
請求項(抜粋):
トルク指令を入力とし、ステータ巻線に印加する3相交流電圧値を制御することによって前記トルク指令に応じてステータ巻線に通電する3相交流電流の振幅を制御し、当該3相交流電流の位相をロータの回転角度位置に同期して制御する同期電動機の制御装置において、3相交流電流検出値とコミュテーション電気角指令値を入力とし、前記3相交流電流検出値のうち磁極位置に同期した磁束を発生する成分であるd軸電流検出値と磁極位置と90度の位相差を持った磁束を発生させる成分であるq軸電流検出値とを出力する3相2相変換器と、前記トルク指令値に第1の係数を乗じてd軸電流指令値を算出し、前記トルク指令値に第2の係数を乗じてq軸電流指令値をそれぞれ演算出力する電流指令算出部と、前記d軸電流指令値と前記d軸電流検出値との偏差を増幅してd軸電圧補償値を算出し、当該d軸電圧補償値に対して前記d軸電流指令値とステータ巻線抵抗値との積を加算し、さらに前記q軸電流指令値とステータ巻線インダクタンスとロータの回転速度との積を加算してd軸電圧指令値を出力するd軸電圧指令算出部と、前記q軸電流指令値と前記q軸電流検出値との偏差に応じてq軸電圧指令値を出力するq軸電圧指令算出部と、前記トルク指令値が所定値以下である場合には前記d軸電圧補償値を積分して磁極位置補正値を出力し、前記トルク指令値が所定値以上である場合には出力している前記磁極位置補正値を保持する積分器と、ロータの軸に取り付けられたエンコーダの検出したロータ回転位置検出値に前記磁極位置補正値を加算して前記コミュテーション電気角指令値を出力する加算器と前記コミュテーション電気角指令値と前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値を入力とし、前記3相交流電圧値を算出する2相3相変換器とを備えた同期電動機の制御装置。
IPC (2件):
H02P 6/08 ,  H02P 21/00
FI (3件):
H02P 6/02 371 E ,  H02P 5/408 C ,  H02P 6/02 371 A
Fターム (24件):
5H560AA07 ,  5H560BB04 ,  5H560BB12 ,  5H560DC01 ,  5H560DC12 ,  5H560EB01 ,  5H560RR03 ,  5H560SS02 ,  5H560TT07 ,  5H560XA02 ,  5H560XA13 ,  5H576AA17 ,  5H576BB10 ,  5H576CC02 ,  5H576DD02 ,  5H576DD05 ,  5H576EE01 ,  5H576FF03 ,  5H576GG01 ,  5H576GG04 ,  5H576HB01 ,  5H576JJ22 ,  5H576LL22 ,  5H576LL32
引用特許:
審査官引用 (2件)

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