特許
J-GLOBAL ID：200903045110837134

固有の用紙断面形状を有するスレッド挿入用紙及び該スレッド挿入用紙の真偽判別方法

発明者：
永井 茂樹

永井 茂樹 について


出願人/特許権者：
独立行政法人 国立印刷局

独立行政法人 国立印刷局 について


公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2003-078068
公開番号（公開出願番号）：特開2004-285507
出願日： 2003年03月20日
公開日（公表日）： 2004年10月14日
要約：
【課題】用紙断面の物理的形状の顕著な相違を利用して、スレッド挿入用紙の真偽判別を迅速且つ確実に行う。【解決手段】スレッド1に張力を与えて長網により製造した用紙(a)と、スレッドに張力を与えずに長網による製法又は円網による単層抄き用紙にスレッドを挿入する製法による用紙(b)、又は円網による2層抄き合わせ用紙の2層間にスレッドを挿入する製法による用紙(c)間の、断面構造の顕著な相違を利用した用紙の真偽判別方法であり、各用紙を集束イオンビームで切断し、(a)の切断断面を真正とし、(b)又は(c)を偽物とし、検査対象の用紙と前記真正な用紙の夫々の電子顕微鏡観察による断面像を比較し、両者が一致するの場合には、検査対象の用紙は真正な物と判定し、不一致の場合は、偽物と判定する。【選択図】 図1
請求項（抜粋）：
第1の製造方法により製造した偽造防止スレッド挿入用紙の断面と他の製造方法により製造された偽造防止スレッド挿入用紙の断面との間の断面形状の顕著な相違を利用した偽造防止スレッド挿入用紙の真偽判別方法であって、前記第1の製造方法により製造した偽造防止スレッド挿入用紙を真正の用紙とし、検査対象の偽造防止スレッド挿入用紙の断面観察像と前記第1の製造方法により製造した偽造防止スレッド挿入用紙の断面観察像を比較し、検査対象の偽造防止スレッド挿入用紙の断面観察像が前記第1の製造方法により製造した偽造防止スレッド挿入用紙の断面観察像と一致する場合は、検査対象の偽造防止スレッド挿入用紙を真正な物と判定し、前記比較結果が不一致の場合は、検査対象の偽造防止スレッド挿入用紙を偽物と判定することを特徴とする断面構造によるスレッド挿入用紙の真偽判別方法。
IPC (2件)：
D21H27/30 ,  D21H21/42
FI (2件)：
D21H27/30 D ,  D21H21/42
Fターム (5件)：
4L055AG99 ,  4L055AH50 ,  4L055AJ01 ,  4L055BD17 ,  4L055GA45
引用特許：
審査官引用 (4件)
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