特許
J-GLOBAL ID:200903045365423198

空気調和機のファン用誘導電動機制御装置及びファン 用誘導電動機制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西森 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-067002
公開番号(公開出願番号):特開平9-224393
出願日: 1996年02月15日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】 圧縮機の圧縮能力の変化等に起因して生じる直流電圧の変動に伴うファン用誘導電動機の制御特性の変動を、簡素な構成及び簡素な制御によって抑制することが可能な空気調和機のファン用誘導電動機制御装置及びファン用誘導電動機制御方法を提供する。【解決手段】 平滑コンデンサ3aを有する電源部3によって交流電源2から直流電圧Vinを形成する。電源部3の出力に圧縮機用インバータ部4とファン用インバータ部7とを並列に接続し、直流電圧Vinをスイッチングしてそれぞれ圧縮機用誘導電動機5、ファン用誘導電動機8を駆動する。カレントトランス21で入力交流電流値Iacを検出し、これに基づいて直流電圧Vinの変動率Vhを把握する。ファン用インバータ部7をスイッチングするファン用PWM信号Psのデューティ比を、変動率Vhを用いて補正する。
請求項(抜粋):
交流電源(2)を整流したのち平滑コンデンサ(3a)で平滑して直流電圧(Vin)を形成する電源部(3)と、この直流電圧(Vin)をスイッチングして圧縮機用誘導電動機(5)を駆動する圧縮機用インバータ部(4)と、この圧縮機用インバータ部(4)と互いに並列に設けられて上記直流電圧(Vin)をファン用PWM信号(Ps)によってスイッチングし、これによってファン用誘導電動機(8)を駆動するファン用インバータ部(7)とを備え、また必要なファン回転数を発生させる上記ファン用PWM信号(Ps)を形成すべく、上記ファン回転数に応じた電圧指令(Vc)を目標回転数-電圧特性(25)に従って発生させる電圧指令発生部(11)と、上記ファン用誘導電動機(8)の回転数(mf)を把握し、これに所定のすべり周波数(sf)を加えて基本周波数指令(Fc)を発生させる周波数指令発生部(12)と、上記電圧指令(Vc)に応じたファン用PWM信号(Ps)のデューティ比を把握すると共に、上記基本周波数指令(Fc)に基づいてファン用インバータ部(7)に過大電流が流れるのを防止し得る最大デューティ比を把握し、この最大デューティ比によって上記デューティ比を制限し、この制限されたデューティ比を指令するデューティ指令(Dc)を発生させるデューティ指令発生部(13)と、上記基本周波数指令(Fc)及びデューティ指令(Dc)に基づいて上記ファン用PWM信号(Ps)を発生して出力するPWM信号発生部(14)とを備え、さらに上記交流電源(2)からの入力交流電流値(Iac)、平滑された後の直流電流平均値(Idc)、または圧縮機用誘導電動機(5)に供給される駆動電流値(Im)のうち少なくともいずれかの電流値を検出する電流検出部を備えた空気調和機のファン用誘導電動機制御装置であって、検出された上記電流値に基づいて上記直流電圧(Vin)の変動を把握する電圧変動把握部(15)と、上記変動分を補うように上記デューティ指令(Dc)が指令するデューティ比を逆に変化させてこれを補正するデューティ補正部(16)とを設けたことを特徴とする空気調和機のファン用誘導電動機制御装置。
IPC (2件):
H02P 7/63 302 ,  H02M 7/48
FI (2件):
H02P 7/63 302 K ,  H02M 7/48 F
引用特許:
審査官引用 (4件)
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