特許
J-GLOBAL ID:200903045366110096

倍力装置の弁機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-099938
公開番号(公開出願番号):特開平8-268266
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【構成】 倍力装置の弁機構3は、バルブボデイ2に形成した第1弁座4と、この第1弁座に着座する第1弁体7と、弁プランジャ5のリヤ側に形成した第2弁座6と、この第2弁座に着座する第2弁体8とを備えている。第1弁体は第1ばね11によりリヤ側に付勢され、そのリヤ側端部7bは第2弁体に気密を保って常時当接されている。また第2弁体のフロント側端部は、第1ばねよりも大きな弾撥力を有する第2ばね16によって第2弁座に向けて付勢されている。【効果】 第1弁体7と第1弁座4とが接触する第1シート部S1の外周側に、大きな負圧の作用面積を確保することができるので、それによる差圧力の増大分だけ第2ばね16のセット荷重を低減して、倍力装置の作動開始入力を低減することができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボデイに設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後に形成した定圧室および変圧室と、上記バルブボデイに摺動自在に嵌合した弁プランジャを有する弁機構と、この弁機構と上記定圧室とを連通する定圧通路と、上記弁機構と上記変圧室とを連通する変圧通路と、上記弁機構に圧力流体を供給する圧力通路とを備え、上記弁機構を構成する弁プランジャを作動させて該弁機構の流路を切換えさせ、上記変圧室に圧力流体を供給してパワーピストンを前進させるようにした倍力装置において、上記弁機構を、上記バルブボデイに形成した環状の第1弁座と、上記バルブボデイ内に摺動自在に嵌合され、フロント側端部が上記第1弁座に着座する筒状の第1弁体と、上記弁プランジャのリヤ側に形成した環状の第2弁座と、リヤ側端部がバルブボデイの内周面に気密を保って固定され、フロント側端部が上記第2弁座に着座される筒状の第2弁体と、上記第1弁体をリヤ側に向けて付勢し、該第1弁体のリヤ側端部を、上記第2弁体と第2弁座とのシート部よりも外周側で第2弁体に気密を保って常時当接させる第1ばねと、上記第2弁体のフロント側端部を第2弁座に向けて付勢する、上記第1ばねよりも大きな弾撥力を有する第2ばねとから構成し、さらに上記定圧通路を上記第1弁体の外周側に、変圧通路を該第1弁体の内周側に、さらに上記圧力通路を上記第2弁体の内周側にそれぞれ連通させたことを特徴とする倍力装置の弁機構。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 倍力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-276135   出願人:自動車機器株式会社, トヨタ自動車株式会社
  • 負圧式倍力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-206229   出願人:アイシン精機株式会社

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