特許
J-GLOBAL ID:200903046626361973

焼付硬化性及び耐パウダリング性の優れた深絞り用合金化溶融亜鉛メッキ冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-182250
公開番号(公開出願番号):特開平6-025755
出願日: 1992年07月09日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、従来における冷延後の溶融亜鉛メッキ工程の再結晶焼鈍工程を大幅に短縮化するとともに、焼付硬化性及び耐パウダリング性の優れた深絞り用合金化溶融亜鉛メッキ冷延鋼板の製造を可能にするものである。【構成】 極低炭素鋼に必要に応じてTi、Nb及びVのうち1種以上を添加し、Ar3 変態点以上の温度で仕上熱延を行なった後、600°C以下の温度で巻取り、さらに、酸洗、冷間圧延後、加熱開始から冷却終了までを30秒以内として再結晶焼鈍を行ない、続いて溶融亜鉛メッキ及び合金化処理を施すことで、従来の溶融亜鉛メッキ工程を大幅に短縮化し、しかも焼付硬化性及び耐パウダリング性の優れた深絞り用合金化溶融亜鉛メッキ冷延鋼板を製造することができる。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.0050%以下,Si:1.0%以下,Mn:0.01〜2.0%,P:0.15%以下,S:0.015%以下,Al:0.01〜0.10%,N:0.0050%以下,かつ、C,Nの少なくとも1種又は2種の合計が0.0005%以上、Ti,Nb,Vのうち1種以上を合計で0.8×(C/12+N/14)%以上0.1%以下の範囲で含み、残部Fe及び不可避的不純物元素からなる鋼を連続鋳造にてスラブとした後、再加熱あるいは鋳造後直ちにAr3 変態点以上の温度で仕上圧延を終了して、600°C以下の温度域で巻取り、酸洗後通常の方法で冷間圧延を施した後、再結晶焼鈍で加熱開始から溶融亜鉛メッキ開始までを30秒以内とし、750〜950°Cの温度域まで加熱後冷却し、直ちに溶融亜鉛メッキ、続いて合金化処理を行ってから10°C/s以上の冷却速度で冷却し、さらに調質圧延を行うことを特徴とする焼付硬化性及び耐パウダリング性の優れた深絞り用合金化溶融亜鉛メッキ冷延鋼板の製造方法。
IPC (6件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-232927
  • 特開昭64-011924

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