特許
J-GLOBAL ID:200903046750213818

等化器を用いた位相同期ループ回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-135454
公開番号(公開出願番号):特開平10-327204
出願日: 1997年05月26日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】【課題】 挟帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う方式の無線データ通信端末において、周波数選択性マルチパスフェージングの環境下でも位相誤差の影響を補正する。【解決手段】 等化器14で伝送路特性を求め、その伝送路特性より求まるタップ係数の値を等化器14とレプリカ信号発生部15にセットし、等化器14によるデータの復調を開始する。復調されたデータをレプリカ信号発生部15に順次入力していき、復調データとタップ係数より等化器14に入力したI,Qの信号成分を再生する。再生されたI,Qの信号成分と、タイミング調整された等化器14に入る前のI,Qの信号の位相差を位相差検出部17で求める。除算部18で任意の重み付けを行う。積分回路19でシンボル単位に積分後、ベクトル変換部20で受信信号成分に変換し、位相回転部13に入力し、位相誤差の補正を行う。
請求項(抜粋):
挟帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う方式の無線データ通信端末の位相誤差の影響を補正する等化器を用いた位相同期ループ回路において、前記等化器にセットされたタップ係数と、前記等化器で復調されたデータをもとに復調前の受信信号である実数部振幅値と虚数部振幅値を再生する受信信号再生手段と、受信信号を遅延させ再生した受信信号とタイミングを合わせるタイミング手段と、再生した受信信号と復調前の遅延させた受信信号の位相差を検出する位相差検出手段と、ノイズ等の歪みの影響を除くため、任意の割合で重み付けを行う重み付け手段と、シンボル単位で位相差を積分する積分手段と、積分された値を余弦値と正弦値に変換するベクトル変換手段と、求められた余弦値と正弦値より、復調された受信信号の位相の補正をする位相補正手段とを有することを特徴とする、等化器を用いた位相同期ループ回路。
IPC (3件):
H04L 27/14 ,  H04L 7/00 ,  H04L 7/033
FI (3件):
H04L 27/14 B ,  H04L 7/00 F ,  H04L 7/02 B
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 適応最尤系列推定器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-202294   出願人:沖電気工業株式会社

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