特許
J-GLOBAL ID:200903046764680656

アダプティブアレーアンテナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-219049
公開番号(公開出願番号):特開平10-051221
出願日: 1996年08月02日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】アダプティブアレーアンテナの指向性制御において、伝搬路状態の急激な変動に追随できるようにする。【解決手段】複数のアンテナ素子1の重み付け回路2の出力を合成した合成器3の出力を受信機4で復調するとともに、受信機4から得られるRSSI信号が最大になるように重み付け制御器7が重み付け回路2の各重み付け制御量を設定する。トレーニングシーケンスを付加した信号を受信し、メモリ8にはスロット毎の情報データ区間の制御量を記憶させ、トレーニングシーケンス区間毎に相補的に設定したの指向性に一時的に切替え、その制御量とメモリ8に記憶した直前ののスロットの制御量とを比較してRSSI信号の強い方の制御量で次の情報データ区間の制御を行わせるように構成した。
請求項(抜粋):
所定の間隔で配置された複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子のそれぞれに接続され外部から設定される制御量に従って該アンテナ素子に与える励振電流の位相と振幅量を変化させて指向性を制御する複数の重み付け回路と、各重み付け回路の出力を合成する合成器と、該合成器の出力からデータを復調出力するとともに受信電界強度信号または受信品質情報を出力する受信機と、該受信機から得られる前記受信電界強度信号または受信品質情報から最適指向性を判定し前記複数の重み付け回路の前記制御量を設定する重み付け制御器とが備えられたアダプティブアレーアンテナにおいて、1フレームが複数のスロットで構成され、その各スロットが同期信号と情報データとトレーニングシーケンスとで構成された信号を前記複数のアンテナ素子で受信し、前記合成器から出力される前記同期信号によってフレームの位置を検出して同期情報を出力するフレーム同期回路と、前記スロット毎の重み付け制御量を記憶させるメモリとを備え、前記重み付け制御器は、前記同期情報と前記受信電界強度信号または受信品質情報が入力され、スロット毎の前記情報データ区間では前記複数の重み付け回路に対して現在の指向性の近傍で受信電界強度が最大または受信品質が最良になるように追尾を行う制御量を設定するとともに、前記メモリに現在の指向性に対応する重み付け制御量を記憶させ、前記トレーニングシーケンス区間では現在の指向性をそのヌル点方向が最大値になるように相補的に設定した相補的指向性に一時的に切替えて制御量を設定し、該相補的指向性に対応する制御量と前記メモリに記憶した制御量とを比較し受信電界強度の強い方または受信品質の良好な方の指向性に対応する制御量を選択して次の情報データ区間の制御を行うように構成されたことを特徴とするアダプティブアレーアンテナ。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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