特許
J-GLOBAL ID:200903046848759339

核酸結合体の形成方法、核酸結合体形成用キット、核酸結合体、及び、核酸検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 奥田 誠 ,  富澤 孝 ,  山中 郁生 ,  岡戸 昭佳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-016102
公開番号(公開出願番号):特開2004-222631
出願日: 2003年01月24日
公開日(公表日): 2004年08月12日
要約:
【課題】安定な核酸結合体をより確実に形成することができる核酸結合体の形成方法、そのキット、安定な核酸結合体、及び、核酸検出方法を提供すること。【解決手段】核酸結合体の形成方法は、第1特定塩基配列と第2特定塩基配列と第3特定塩基配列とを有する第1一本鎖DNA、第1特定塩基配列に相補的な塩基配列を有する二本鎖DNA、並びに、組換えタンパク質を反応させて、第1の複合体を形成する工程と、この複合体、第2特定塩基配列及び第3特定塩基配列に相補的な塩基配列を有する第2一本鎖DNA、並びに、ライゲースを反応させて、第2の複合体を形成する工程と、タンパク質を失活させて、第1一本鎖DNAと第2一本鎖DNAと二本鎖DNAとが結合してなる核酸結合体を形成する工程とを備える。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
既知の第1特定塩基配列を有すると共に、5’末端に既知の第2特定塩基配列を有し、かつ、3’末端に既知の第3特定塩基配列を有する直鎖状の第1一本鎖DNA、 上記第1特定塩基配列に相補的な塩基配列を有する二本鎖DNA、並びに、 相同的組換えタンパク質及びこの相同的組換えタンパク質と類似する機能を有するタンパク質の少なくともいずれかである組換えタンパク質、 を反応させて、上記第1一本鎖DNAのうち上記第1特定塩基配列と、上記二本鎖DNAのうち上記第1特定塩基配列に相補的な塩基配列とが、上記組換えタンパク質が関与した状態で結合してなる第1DNA-タンパク質複合体を形成する第1DNA-タンパク質複合体形成工程と、 上記第1DNA-タンパク質複合体、 上記第2特定塩基配列と上記第3特定塩基配列とを繋ぎ合わせた塩基配列に相補的な塩基配列を有する第2一本鎖DNA、及び、 ライゲース、 を反応させて、上記第1DNA-タンパク質複合体のうち上記第1一本鎖DNAの上記第2特定塩基配列及び上記第3特定塩基配列と、上記第2一本鎖DNAのうち上記第2特定塩基配列と上記第3特定塩基配列とを繋ぎ合わせた塩基配列に相補的な塩基配列とが、結合してなるとともに、上記第1一本鎖DNAのうち5’末端と3’末端とがリン酸エステル結合してなる第2DNA-タンパク質複合体を形成する第2DNA-タンパク質複合体形成工程と、 上記組換えタンパク質及び上記ライゲースを失活させて、上記第1一本鎖DNAと上記第2一本鎖DNAと上記二本鎖DNAとが結合してなる核酸結合体を形成するタンパク質失活工程と、 を備えることを特長とする核酸結合体の形成方法。
IPC (4件):
C12N15/09 ,  C12Q1/68 ,  G01N33/53 ,  G01N33/566
FI (4件):
C12N15/00 A ,  C12Q1/68 Z ,  G01N33/53 M ,  G01N33/566
Fターム (11件):
4B024AA11 ,  4B024AA20 ,  4B024CA04 ,  4B024HA11 ,  4B063QA18 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ43 ,  4B063QR14 ,  4B063QR56 ,  4B063QS16 ,  4B063QX02
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (11件)
  • Nucleic Acids Research
  • Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
  • Nucleic Acids Research
全件表示

前のページに戻る