特許
J-GLOBAL ID:200903046994429456

プレコート鋼板及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 折口 信五
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-304227
公開番号(公開出願番号):特開平8-073811
出願日: 1994年11月15日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【構成】金属板上に、下塗り塗料により下塗り塗膜層を形成し、必要に応じてさらに中塗り塗料により中塗り塗膜層を形成し、(A)1分子中に、特定の化合物でブロックされたカルボキシル基から成る官能基2個以上を有する化合物、(B)1分子中に、前記官能基と加熱により化学結合を形成しうる反応性官能基2個以上を有する化合物、又は(D)1分子中に(A)のブロック化されたカルボキシル基1個以上と(B)の官能基1個以上とを有する自己架橋型化合物と、(C)熱潜在性酸触媒を必須成分として含有して成る熱硬化性組成物を配合した上塗り塗料によって上塗り塗膜層を設けているプレコート鋼板及びその製造方法。【効果】良好な耐候性、加工性、付着性、硬度、耐溶剤性を有すると共に、特に優れた耐汚染性、耐薬品性を備えている。また、高速塗装及び厚膜化が可能であると共に、良好な耐候性、加工性、付着性、硬度、耐溶剤性を備えている。
請求項(抜粋):
溶融亜鉛メッキ鋼板、冷延鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム/亜鉛合金メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板又はアルミニウム合金板のいずれかの金属板上に、下塗り塗料により下塗り塗膜層が形成され、必要に応じてさらに中塗り塗料により中塗り塗膜層が形成され、(A)1分子中に、一般式(1)【化1】(式中のR1、R2及びR3はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜18の有機基、R4は炭素数1〜18の有機基であって、R3とR4は互いに結合してY1をヘテロ原子とする複素環を形成していてもよく、Y1は酸素原子又はイオウ原子である。)で表される官能基2個以上を有する化合物、(B)1分子中に、前記官能基と加熱により化学結合を形成しうる反応性官能基2個以上を有する化合物、及び場合により用いられる(C)加熱硬化時に活性を示す熱潜在性酸触媒を必須成分として含有して成り、(B)成分の反応性官能基がエポキシ基、オキサゾリン基、シラノール基、アルコキシシラン基、ヒドロキシル基、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基、ブロック化イソシアネート基、シクロカーボネート基、ビニルエーテル基、ビニルチオエーテル基、アミノメチロール基、アルキル化アミノメチロール基、アセタール基及びケタール基の中から選ばれた少なくとも1種である熱硬化性組成物、あるいは(D)1分子中に、(α)一般式(2)【化2】(式中のR5、R6及びR7はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜18の有機基、R8は炭素数1〜18の有機基であって、R7とR8は互いに結合してY2をヘテロ原子とする複素環を形成していてもよく、Y2は酸素原子又はイオウ原子である。)で表される官能基1個以上と、(β)該官能基と加熱により化学結合を形成しうる反応性官能基1個以上とを有する自己架橋型化合物、及び場合により用いられる(C)加熱硬化時に活性を示す熱潜在性酸触媒を必須成分とし、さらに場合により(A)1分子中に、一般式(1)【化3】(式中のR1、R2及びR3はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜18の有機基、R4は炭素数1〜18の有機基であって、R3とR4は互いに結合してY1をヘテロ原子とする複素環を形成していてもよく、Y1は酸素原子又はイオウ原子である。)で表される官能基2個以上を有する化合物、及び/又は(B)1分子中に、前記一般式(2)で表される官能基又は前記一般式(1)で表される官能基あるいはその両方と加熱により化学結合を形成しうる反応性官能基2個以上を有する化合物を含有して成り、(D)成分及び場合により用いられる(B)成分の反応性官能基がエポキシ基、オキサゾリン基、シラノール基、アルコキシシラン基、ヒドロキシル基、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基、ブロック化イソシアネート基、シクロカーボネート基、ビニルエーテル基、ビニルチオエーテル基、アミノメチロール基、アルキル化アミノメチロール基、アセタール基及びケタール基の中から選ばれた少なくとも1種である熱硬化性組成物を配合した上塗り塗料によって上塗り塗膜層が形成されていることを特徴とするプレコート鋼板。
IPC (4件):
C09D201/02 PDE ,  B05D 7/14 ,  B05D 7/24 301 ,  B32B 15/08
引用特許:
審査官引用 (12件)
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