特許
J-GLOBAL ID:200903047230782778

複数の炭化水素の直接転換によるオレフィンの最適化生産プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-298280
公開番号(公開出願番号):特開平11-193250
出願日: 1998年10月20日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 炭化水素を固体の粒状触媒と接触させることにより、エチレン、プロパンなどの低級オレフィンおよび軽質芳香族化合物を生産するための炭化水素転換プロセスを提供する。【解決手段】 反応条件と製品構成を最適化し、資本および運転コストを節約するために、このプロセスでは、ピストン流動型反応装置が使用され、その反応装置には、違った特性を有する炭化水素が違った投入口から装置に供給できるようになっており、違った運転条件で熱分解を起こさせることができるようになっている複数の投入口が装着されている。このプロセスは、精製ガス、液体炭化水素から重質残油まで含む炭化水素の個別の熱分解または共同熱分解に使用可能である。
請求項(抜粋):
触媒熱分解を起こさせるために、原料炭化水素を、ピストン型流動反応装置内で固体粒状触媒に接触させること、違った物理化学的特性を有する複数の炭化水素を含む原料炭化水素を、温度が600〜900°C、圧力が0.13〜0.40MPa(絶対値)、全蒸気/炭化水素比率が0.1〜1.0、全触媒/石油比率が5〜100、触媒/石油接触時間が0.02〜5秒という一般的条件の下で、反応ゾーンに投入すること、石油ガスは、反応後、迅速に分離され急冷されること、触媒が、再生させた後に再利用するためにリサイクルされること、違った別の複数原料を違った別の位置から投入し、熱分解が難しい炭化水素を早く反応装置に入れ、再生装置から取り出した高温で高活性の触媒に接触させ、熱分解を起こさせ、その後、触媒の温度が下がり活性を失うようにし、さらに、熱分解が容易である別の違った炭化水素を、反応ゾーンの上流部から下流部の方向に順番に投入し、遅く導入した炭化水素が早く投入した炭化水素を急冷する役目を果たすようになっており、反応ゾーンでの温度と触媒の活性が、上流部から下流部の方向に徐々に低下し、それらの複数の炭化水素を反応装置に投入する位置は、反応装置内での複数の炭化水素の滞留時間が、熱分解の容易な炭化水素から順番に次第に減少するように決められ、反応装置内の隣接する2個の炭化水素の滞留時間における差異が0.01〜3秒であることを特徴とする低級オレフィン、特にエチレンを生産し、同時に軽質芳香族化合物を生産するための炭化水素の触媒熱分解プロセス。
IPC (5件):
C07C 11/04 ,  B01J 29/04 ,  C10G 11/05 ,  C10G 11/18 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 11/04 ,  B01J 29/04 M ,  C10G 11/05 ,  C10G 11/18 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (4件)
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