特許
J-GLOBAL ID:200903047590780300

ブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-290269
公開番号(公開出願番号):特開平11-217074
出願日: 1998年10月13日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【解決手段】 非作動状態からソレノイド38を励磁すると、第1筒状部材48が図2に示すリヤ側の作動位置に移動される。これにより、真空弁24が閉鎖される一方、大気弁28が開放される。このとき、バルブボディ6に設けたばね55がキー部材37に当接することで大気弁28の開放状態が維持される。そのため、バルブボディ6が前進されてタンデムブレーキ倍力装置1が自動ブレーキとして作動される。出力の上昇に伴って、リアクションディスク45がリヤ側に膨出し、弁プランジャ17をリヤ側に移動させるので、大気弁28が閉鎖される。これにより、出力上昇が停止し、その時点の出力が維持される。【効果】 自動ブレーキとして作動させる際のタンデムブレーキ倍力装置1の出力を小さくすることができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバルブボディと、バルブボディに設けたパワーピストンと、パワーピストンの前後に区画形成した定圧室および変圧室と、バルブボディに摺動自在に設けた筒状部材と、この筒状部材におけるリヤ側の端部に形成した環状の真空弁座と、バルブボディ内に移動可能に設けられて入力軸と連動する弁プランジャと、この弁プランジャに形成した環状の大気弁座と、ばねによってフロント側にむけて付勢されて、上記真空弁座および大気弁座と接離する弁体と、上記真空弁座とそれに接離する弁体の第1シート部とによって構成した真空弁と、上記大気弁座とそれに接離する弁体の第2シート部とによって構成した大気弁と、上記真空弁よりも外方側の空間と定圧室とを連通させる定圧通路と、上記真空弁と大気弁との間の空間と変圧室とを連通させる変圧通路と、上記大気弁よりも内方側の空間を大気と連通させる大気通路と、上記筒状部材をフロント側の非作動位置とリヤ側の作動位置とに移動させる駆動機構と、上記バルブボディが前進された際の出力の反力を弁プランジャに伝達するリアクションディスクとを備えたブレーキ倍力装置において、上記駆動機構によって筒状部材を作動位置まで移動させて真空弁座を閉鎖した状態において、上記弁体の第2シート部と弁プラジャに設けた大気弁座とが着座できるように構成するとともに、弁体の第2シート部が弁プランジャに設けた大気弁座に着座するのを一時的に阻止する弾性部材を設けて、上記駆動機構によって筒状部材が作動位置に位置した際に、上記弾性部材によって弁体の第2シート部と弁プラジャに設けた大気弁座とが着座するのを一時的に阻止して大気弁を開放させてから、バルブボディが前進されることによる出力の反力がリアクションディスクを介して弁プランジャに伝達されると、上記弾性部材が軸方向に圧縮されて、弁プランジャに設けた大気弁座に弁体の第2シート部が着座して大気弁が閉鎖されるように構成したことを特徴とするブレーキ倍力装置。
IPC (2件):
B60T 15/10 ,  B60T 13/573
FI (2件):
B60T 15/10 ,  B60T 13/52 D
引用特許:
審査官引用 (2件)

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