特許
J-GLOBAL ID:200903047610099523

方向性けい素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-528272
公開番号(公開出願番号):特表2001-507077
出願日: 1997年07月24日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】方向性けい素鋼板の製造方法、より詳細には、従来型の方向性けい素鋼ストリップの製造の最適化を可能にする方法について述べる。この方法は、いくつかの元素の組成レベルの特定の選択と、インヒビターの存在およびタイプ、それゆえに1次再結晶粒度および2次再結晶条件を制御できるようにする適切な処理との相乗的組合せによるものである。
請求項(抜粋):
l.所望の組成を有する鋼を溶融状態にし、連続鋳造を行ってスラブを形成し、 、このスラブを高温で中間加熱してから熱間圧延ステーションに送り、次いで 、 熱間圧延処理を施して所望の厚さのストリップを形成し、このストリップをコ イル状にし、続いて、このコイルを巻き戻し、所望の最終厚さになるように冷 間圧延処理を施し、こうして得られた冷間圧延ストリップを、1次再結晶アニ ールおよび2次再結晶アニールを含む最終処理にかけることにより方向性けい 素鋼ストリップを調製する方法であって、次の操作:すなわち、 a)次の組成:Si 2.5%〜3.5%bwC 50〜500ppmAlsol250〜450ppmN 120ppm 未満、Cu 500〜3000ppmSn 500-l500ppm残りは鉄および少量の不純物から なる組成を有するスラブを連続鋳造する操作と; b)該スラブを1200°C〜1320°Cの間の温度まで加熱する操作と; c)仕上げスタンドから送出されたストリップが空気と触れる時間を少なくと も4秒間確保して、上述したように加熱されたスラブを1.8〜2.5mmの間の 厚さになるように1000°C〜900°Cの間の温度で熱間圧延処理し、更に、550°C 〜700°Cの間の温度で該ストリップをコイル状にする操作と; d)最終厚さになるまで該ストリップを1段階で冷間圧延処理する操作と; e)湿った窒素-水素雰囲気中において850°C〜950°Cの間の温度で20〜150秒間 にわたり連続脱炭アニールを行い、続いて、ストリップ1kgあたり1〜35標準 リットルの間の量でNH3を含有しかつ0.5〜100g/m3の水蒸気を含有する窒素 -水素をベースとしたガスを炉に供給して900°C〜1050°Cの間の温度で再び 連続的に窒化アニールを行う操作と; を協同的関係が得られるように組み合わせることを特徴とする方法。2.前記鋼が、100〜300ppmのCと、300〜350ppmのAlsolと、60〜90ppmのNとを 含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。3.前記鋼が更に、他の微量元素(特に、クロム、ニッケル、およびモリブデン )を合計が3500ppmを超えない量で含んでいてもよいことを特徴とする、請 求項1または2に記載の方法。4.前記スラブの加熱温度が1250°C〜1300°Cの間であることを特徴とする、請求 項1〜3のいずれか1項に記載の方法。5.熱間圧延ミルから送出された瞬間から4〜12秒間の時間間隔をおいてから前 記ストリップの水冷段階を開始することを特徴とする、請求項1〜4のいずれ か1項に記載の方法。6.前記炉に供給される窒化用ガス中のアンモニアの含有量が、鋼1kgあたり1〜 9標準リットルの間であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に 記載の方法。7.前記2次再結晶処理において、700°Cと1200°Cの間での加熱を少なくとも2時 間にわたり行うことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法 。8.700°Cと1200°Cの間での前記加熱を2〜10時間にわたり行うことを特徴とする 、請求項7に記載の方法。
IPC (6件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/16 ,  C23C 8/26 ,  H01F 27/255
FI (6件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/16 ,  C23C 8/26 ,  H01F 27/24 D
引用特許:
審査官引用 (3件)

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