特許
J-GLOBAL ID:200903047887018601

薄鋼板および薄鋼板用溶鋼の脱酸方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 森 道雄 ,  穂上 照忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-324093
公開番号(公開出願番号):特開2004-156116
出願日: 2002年11月07日
公開日(公表日): 2004年06月03日
要約:
【課題】表面品質および加工性に優れた薄鋼板、ならびに鋳造時のノズル閉塞がなく、前記の品質を有する薄鋼板製造用溶鋼の溶製方法を提供する。【解決手段】C:0.01%以下、Si:0.08%以下、Mn:0.05〜1.5%、P:0.15%以下、S:0.015%以下、N:0.0030%以下、sol.Al:0.0001〜0.01%、Nb:0.05%以下、酸化物系介在物として含有されるTiを除いたTi(1):0.003〜0.1%を含有し、さらに、Ti(1)、sol.Al、Mn、CおよびNが、特定の制約条件を満足し、残部がFeおよび不純物からなる薄鋼板であって、幅が1μm以上の酸化物系介在物の70%以上が、TiOx、MnOおよびAl2O3を主成分とし、これらの成分含有率が所定の範囲内に調整された薄鋼板。ここで、TiOxはチタン酸化物の総称を意味する。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.01%以下、Si:0.08%以下、Mn:0.05〜1.5%、P:0.15%以下、S:0.015%以下、N:0.0030%以下、sol.Al:0.0001〜0.01%、Nb:0.05%以下、酸化物系非金属介在物として含有されるTiを除いたTi(1):0.003〜0.1%を含有し、さらに、Ti(1)、sol.Al、Mn、CおよびNが、下記の(1)〜(6)式により表される関係を満足する組成範囲を有し、残部がFeおよび不純物からなる薄鋼板であって、幅が1μm以上の酸化物系非金属介在物の70質量%以上が、TiOx、MnOおよびAl2O3を主成分とし、これらのTiOx、MnOおよびAl2O3の組成範囲が、下記の(7)式および(8)式を満足することを特徴とする薄鋼板。 Ti(1)/Mn≦0.03 ・・・(1) sol.Al/Ti(1)≦0.2 ・・・(2) {(C-(12/47.9)×Ti(2)-(12/92.9)×Nb}+{N-(14/47.9)×Ti(1)}≦0.0012 ・・・(3) N-(14/47.9)×Ti(1)≦0.0005 ・・・(4) ここで、 Ti(2)=Ti(1)-(47.9/32)×S-(47.9/14)×N・・・(5) ただし、 Ti(2)<0のときは、Ti(2)=0 ・・・(6) 0.3≦TiOx/(TiOx+MnO)≦0.9 ・・・(7) Al2O3/(TiOx+Al2O3)≦0.9 ・・・(8) ここで、 Ti(1)、Mn、sol.Al、C、NおよびNbは、それぞれ薄鋼板中の各成分の含有率(質量%)を表し、TiOx、MnOおよびAl2O3は、それぞれ酸化物系非金属介在物中の各酸化物の含有率を表す。 また、TiOxは、TiO2、Ti2O3およびTi3O5の総称を表し、TiOxの含有量の表示に際しては、それぞれの酸化物の総和を意味する。
IPC (6件):
C22C38/00 ,  C21C7/00 ,  C21C7/04 ,  C21C7/068 ,  C21C7/10 ,  C22C38/14
FI (6件):
C22C38/00 301R ,  C21C7/00 H ,  C21C7/04 B ,  C21C7/068 ,  C21C7/10 Z ,  C22C38/14
Fターム (11件):
4K013AA07 ,  4K013AA09 ,  4K013BA02 ,  4K013BA08 ,  4K013BA14 ,  4K013CE01 ,  4K013EA18 ,  4K013EA19 ,  4K013EA20 ,  4K013EA32 ,  4K013FA02
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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