特許
J-GLOBAL ID:200903048036745000

喘息治療用のニューロキニン2受容体拮抗薬としての新規な4-ピペリジニル置換ラクタム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-513071
公開番号(公開出願番号):特表平9-505036
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】式(I)(式中、J、B、L、X、m、およびMは、本明細書に記載の意味のいずれかを有する)の化合物、これら化合物のN-オキシド、およびこれら化合物の医薬用として許容しうる塩は、ニューロキニンAの非ペプチド拮抗薬であり、喘息等の治療に有用である。さらに、医薬用組成物、ならびに式(I)の化合物および中間体の製造法が開示されている。
請求項(抜粋):
式I〔式中、 Xは、C1-6アルキル、-CH2ORa、-CH2SRa、-CH2S(=O)Rg、-CH2S(=O)2Rg、-C(=O)Ra、-C(=O)ORa、-C(=Ja)NRbRc、-C(Ra)(ORd)(ORe)、-CH2N(Ra)C(=Ja)Rf、-CH2N(Ra)C(=O)ORf、又は-CH2N(Ra)C(=Ja)NRbRcであり; Bが直接結合であり、Lが1-位置がBに結合した炭化水素鎖であって、トリメチレン、テトラメチレン、シス-1-ブテニレン、およびシス,シス-ブタジエニレンから選ばれるか;あるいはBがN(Rh) であって、Lがエチレン、トリメチレン、およびシス-ビニレンから選ばれる炭化水素鎖であるか;あるいはBがNであり、Lが1-位置がBに結合した炭化水素鎖であって、シス,シス-プロプ-2-エン-1-イリジン-3-イルであり; JとJaは、互いに独立的に酸素またはイオウであり; Ra、Rf、およびRhは、互いに独立的に水素またはC1-6アルキルであり; RbとRcは、互いに独立的に水素またはC1-6アルキルであり、このとき前記C1-6アルキルは、ヒドロキシとC1-3アルコキシから選ばれる基で置換されていてもよく、あるいは前記C1-6アルキルは、ヒドロキシ、C1-3アルコキシ、フェニル、-C(=O)ORi、および-C(=O)NRjRkから選ばれる基で末端置換されていてもよく;あるいは RbとRcは、それらが結合している窒素と一緒になってピロリジノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基もしくはそのS-オキシド、または4位置にメチル基またはエチル基を有していてもよいピペラジニル基を形成し; RdとReは、互いに独立的にC1-3アルキルであるか、あるいは一緒になってエチレンおよびトリメチレンから選ばれる二価の炭化水素鎖を形成し; RgはC1-6アルキルであり; Ri、Rj、およびRkは、互いに独立的に水素またはC1-3アルキルであり; Qは、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1-3アルコキシ、C1-3アルキル、およびメチレンジオキシから独立的に選ばれる1または2の置換基を有していてもよいフェニルであるか;あるいはQは、ハロ置換基を有していてもよいチエニル、イミダゾリル、ベンゾ〔b〕チオフェニル、またはナフチルであるか;あるいはQはビフェニリルであるか;あるいはQは、1-位置にベンジル置換基を有していてもよい炭素結合インドリルであり; Qaは、水素、C1-4アルキル、または式-(CH2)q-NR7R8で示される基であって、このときqは2または3であり、R7とR8が互いに独立的にC1-4アルキルであるか、あるいはNR7R8がピペリジノまたは4-ベンジルピペリジノであり; R3は、水素、メチル、または末端アミノ基を有していてもよいC2-6n-アルキルであり; R4は、-C(=O)R5、-C(=O)OR5、または-C(=J1)NHR5であって、このときJ1は酸素またはイオウであり、R5は水素、Cl-6アルキル、フェニル基が1つ以上のハロ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、またはC1-4アルキル置換基を有していてもよいフェニルC1-3アルキル、ピリジルC1-3アルキル、ナフチルC1-3アルキル、ピリジルチオC1-3アルキル、スチリル、1-メチルイミダゾール-2-イルチオC1-3アルキル、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、またはC1-4アルキル置換基を有していてもよいアリール、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、またはC1-4アルキル置換基を有していてもよいヘテロアリール、あるいはR4が-COR5のとき、α-ヒドロキシベンジルであり; nは0、1、2、または3であり; pは1又は2であり、pが2のときnは1であって、J2が2つの水素であり; J2は酸素または2つの水素であり; L1はカルボニルまたはメチレンであり; rは0、1、2、または3であり;そして R6は、1つ以上のハロ、トリフルオロメチル、C1-4アルキル、ヒドロキシ、またはC1-4アルコキシ置換基、特に、1つ以上のクロロまたはフルオロ置換基を有していてもよいフェニル;1つ以上のハロ、トリフルオロメチル、C1-4アルキル、またはヒドロキシ置換基を有していてもよいナフチル;ピリジル;チエニル;インドリル;キノリニル;ベンゾチエニルまたはイミダゾリルであるか;あるいはL1がカルボニルのとき、基-(CH2)r-R6は、アリール、ヘテロアリール、またはヒドロキシ、C1-4アルコキシ、およびC1-4アルキルから選ばれるα-置換基を有するベンジル基であり、このとき前記アリール基、前記ヘテロアリール基、または前記ベンジル基のフェニル部分は、ハロ、トリフルオロメチル、C1-4アルキル、ヒドロキシ、およびC1-4アルキル、ヒドロキシ、およびC1-4アルコキシから独立的に選ばれる1つ以上の置換基、特に、1つ以上のクロロまたはフルオロ置換基を有していてもよい〕で示される化合物;あるいは △で示されているピペリジノ窒素のN-オキシド;あるいは これら化合物の医薬用として許容しうる塩;あるいは △で示されているピペリジノ窒素が四価アンモニウム窒素であり、窒素上の4番目の基R9がC1-4アルキルまたはベンジルであり、そして結びついている対イオンAが医薬用として許容しうるアニオンである、これら化合物の第四アンモニウム塩。
IPC (6件):
C07D211/76 ,  A61K 31/445 ACD ,  A61K 31/505 ,  C07D401/04 239 ,  C07D401/06 207 ,  C07D403/06 207
FI (6件):
C07D211/76 ,  A61K 31/445 ACD ,  A61K 31/505 ,  C07D401/04 239 ,  C07D401/06 207 ,  C07D403/06 207
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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